旭川市立嵐山小中学校 学校教育目標
◎あかるく(徳) ◎かしこく(知) ◎たくましく(体)
校 訓
「永遠に輝け 夢いっぱいの笑顔」
現代の社会は,情報化社会・国際化社会などといわれ,個々の人間を取りまく環境は一昔前と比べてもダイナミックに変化し,グローバルに広がっている。情報が多岐にわたり膨大な量になるにつれて,教育は学校教育で完結できるものではなくなってきた。
学校教育において,人格の完成等を目指し,生涯学習社会に対応した「生きる力」の育成が求められている。すなわち,変化の激しいこれからの社会を生きるために,基礎的な知識・技能を習得・活用し解決を図る「確かな学力」,自ら律しつつ,強調し,他人を思いやる心,感動する心を育む「豊かな心」,たくましく生きるための「健やかな体(健康・体力)」をバランスよく身につけさせることが重要である。嵐山の教育は,生涯学習社会を見据えて「自ら未来を切り拓く」ために,「生きる力」をバランスよく育成=「人間性豊かな子ども」を,本校の教育目標として設定しその実現に努める。 本校では教育目標を具現するために,3項目により「目指す児童生徒の姿」を基本理念として示し,教育の姿として基本姿勢にあらわした。
(1)あかるく(徳) 豊かな心をもち,協力する子ども
人や自然を愛し,美しいものに感動し,互いに認め合う心を育てるとともに,他人の痛みがわかる思いやりの心を育てる。さらに,基本的な生活習慣や社会性を培い,元気に挨拶ができ,わけへだてなく他と接する態度を育てる。
①基本的な生活習慣,社会性を身に付け,場に応じた行動ができる。
②思いやりの心をもち,あかるく,元気いっぱい行動できる。
③感性を磨き,ものごとに感動し,表現することができる。
(2)かしこく(知) 高い知性と創造力に富む子ども
基礎的・基本的な内容の定着を図るとともに,自分の思いや願いを発表し,自力で解決する力を育てる。さらに,教育活動全体を通して主体的に取り組む姿勢と自ら学ぶ力を育てる。
①基礎的・基本的事項の定着を図ることで,工夫してものごとを解決できる。
②自分の考えをもち,堂々とみんなの前で表現することができる。
③見通しをもち,筋道を立てて考えることができる。
(3)たくましく(体) 心身ともに健康で実行力に富む子ども
体力の向上を図るとともに,健康・安全に対する意識を高め,自らの健康管理能力を育てる。さらに,心身ともに健康で安全な生活を営む習慣を身に付け,生命を尊ぶ心や態度を育てる。
①健康・安全に気を付け,自らの心身の健康・安全を保つことができる。
②仲間とともに,粘り強く,最後までがんばることができる。
③強い体に鍛えようと努力し,実践することができる。
本年度の重点
「自ら学ぶ力を育て 豊かな創造力を育む」~併置・小規模・少人数の利点を生かす10の方策を通して
本校の教育目標の実現を目指し,その年度に学校が伸ばそうとする特色や解決すべき課題等を具体化して,全ての教育活動の中で取り組む目標が「年度の重点目標」である。
本校の教育目標「未来を切り拓く人間性豊かな児童生徒」は,嵐山っ子が「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体(健康・体力)」をバランスよく身につけ,これからの社会の変化に対応する力の育成等を目指している。この目標達成のために活かすべき「併置・小規模・少人数の利点」下記の10の方策である。
1 地域に根ざした教育活動
・地域をフィールドに豊かな学習素材(人材・環境)の積極的な活用と一層の地域連携強化を図る。(旭川らしさ・嵐山らしさ)
2 教職員全体が学級担任
・本校の全教職員で指導する,児童生徒にとってよりよい指導体制を確立する。
3 少人数学級で「確かな学力」の追求
・個に応じた指導(丁寧・確実に)と学びの時間の活用(反省・定着・確認)他との 比較でない「確かな学力」を追求する。
4 質を求めた問題解決的な学習の追究
・問題解決への道,少しの困難の配置,これによって自信と喜び,責任感をもったたくましい子どもを育成する。
5 体験活動の充実
・体験によって自身の生活との関連を知り,学習に生きる体験活動を充実させる。
6 言語活動の充実
・聞く,話す,読む,書く,活動の重視から,思考力・判断力・表現力の育成を図る。
7 習得・活用・探究と複式学級の学び方の工夫
・直接指導,間接指導にそれぞれの「学び」の位置づけ。学び方を学ぶ,自学システムの確立を図る。
8 小規模校における社会性の育成
・社会性の基盤づくりを一人一人に,丁寧に,確実に行う。(他者-大人との関わりを通した成長)
9 全校でのリーダー性とフォロワー性の育成
・全ての児童生徒に,集団の中でのリーダー性とフォロワー性を伸ばす。(異年齢集団と発達段階に応じた役割指導)
10 児童生徒個々の理解と変容・願いの共有
・共感的,内面的理解を含めた子どもの変化と見取り,生徒指導の機能を活かした授業を推進する。家庭との連携,願い・思いを 共有する。