教育目標

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教育目標

学校教育の基本理念

 

夢と創造と活力のある楽しい学校

~美しい歌声と挨拶の響き渡る学校~

 社会の変化は加速度を増し,複雑で予測困難となってきており,しかもそうした変化が,どのような職業や人生を選択するかにかかわらず,全ての子どもたちの生き方に影響するものとなっている。社会の変化にいかに対処していくかという受け身の観点に立つのであれば,難しい時代になると考えられる。

 このような時代だからこそ,子どもたちは,変化を前向きに受け止め,私たちの社会や人生,生活を,人間ならではの感性を働かせてより豊かなものにしたり,現在では思いもつかない新しい未来の姿を構想し実現したりしていくことができる。これから子どもたちが活躍する未来で一人一人に求められるのは,直面する様々な変化を柔軟に受け止め,感性を豊かに働かせながら,どのような未来を創っていくのか,どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかを考え,主体的に学び続けて自ら能力を引き出し,自分なりに試行錯誤したり,多様な他者と協働したりして,新たな価値を生み出していくことであると考えられる。そのために必要な力を,子どもたち一人一人が学ぶことで身に付け,予測できない変化に受け身で対処するのではなく,主体的に向き合って関わり合い,その過程を通して,自らの可能性を発揮し,よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要である。

     (「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめについて(報告)」平成28年8月中教審教育課程部会)

 本校では,「生きる力」の実現という観点から,三要素のバランスのとれた育成を目指し,教育目標や内容の見直しを図り,学級やグループで話し合い発表し合うなどの言語活動や,各教科等における探究的な学習活動等を重視してきた。

 今後ますます,学ぶことと自分の人生や社会とのつながりを実感しながら,自らの能力を引き出し,学習したことを活用しながら,生活や社会の中で出会う課題の解決に主体的に生かせるようにしていくことが大切になってくる。「社会に開かれた教育課程」の理念のもとに子どもたちが未来の創り手となるために家庭・地域と連携・協働しながら学校力の向上に努め,「夢と創造と活力のある楽しい学校」を目指し,活力ある学校経営を推進していく。

 

学校の教育目標                             
平成28年4月改訂

未来に向かって 進んで学び たくましく生きる子どもの育成

 

未来に向かって・・・・やる気と自信をもち,夢と希望に向かって未来を切り拓く。

進んで学び・・・・・・主体的に学び,自己実現を目指す。

たくましく生きる・・・自分のめあてに向かって粘り強くやり通す。

 

<具体目標>   考える子(知)~かしこく~      【創造性豊かで主体的な思考】

 一人一人が具体的な課題をもって仲間と積極的に学習に取り組み,課題解決の喜びや学習成果の成就感を味わうなど,自ら考え正しく判断することを通してより深いものを追究しようとする意欲を育て,創造性豊かな主体性のある児童の育成。

低学年

○自分のよいところを見付け,自信をもつ

○自分の気持ちや意見を伝える

中学年

○いろいろな生き方があることに気付き将来の夢や希望をもつ

○自分の意見や気持ちを分かり易く表現する

高学年

○社会と自己の関わりから自分の特徴に気付き自分らしい生き方を考える

○自分の思いや考えを場に応じて適切に表現する

 

         助け合う子(徳)~なかよく~   【やさしさと思いやり】

 一人一人が美しいものや自然に感動したり,他と力を合わせて助け合ったり,人の心の痛みが分かるなど人間性豊かな子を育てること。また,郷土や国を愛する心をもつ,国際性豊かで調和のとれた子どもの育成。

低学年

○友達の気持ちを考える

○自分の生活を支えている身の回りの人に感謝する

中学年

○友達のよいところを認め励まし合う

○自然や生命を大切にする

高学年

○思いやりの気持ちをもち,相手の立場になり考え行動しようとする

○自然や生命の尊さを理解する

                             

       じょうぶな子(体)~たくましく~   【心身のたくましさと実践力】

 一人一人が自らを鍛え,どのような困難にも耐え得る強靱な体と正しいことは進んで実行するたくましい実践力,そして最後までやりぬく強い意志をもった児童の育成。

低学年

○友達と仲良く遊んだり運動したりする

○粘り強く取り組む

中学年

○健康や安全に気を付けて,進んで運動に取り組む

○自分の目当てに向かって,諦めないで最後までやりぬく

高学年

○自他の身体や生命を大切にし,進んで体を鍛える

○夢や目標に向かって諦めずに努力することの大切さが分かる

 

 

めざす学校像

1 学校や地域の特性を生かし,豊かな人間性を中核とした「生きる力」を育てる魅力ある学校

2 教職員の英知を結集し,主体的な経営参画及び協働体制の下に機動力のある学校

3 保護者や地域社会と連携し地域に根ざした信頼される学校

 

めざす教職員の姿

  

1 深い教師愛と情熱をもち,常に共感・共汗する教師  

 (1)保護者,地域の負託に応え,地域の教育基地として地域と連携・協働を図る教師。

 (2)全教職員が全校児童の担任であるという自覚をもつ教師。

 

2 自らの資質・能力を磨き,指導力を高める教師                      

 (1)児童理解,指導目標,指導内容,指導方法について高い識見をもち,常に自己研鑽を積み,人間力にあふれ,尊敬

    されるにふさわしい力量を培う教師。

 (2)常に課題意識をもち,その解決のために協働体制の確立を図る教師。

 

3 教育のプロとしての信念をもち,常に自己変革する教師       

 (1)前例踏襲を反省するとともに,マンネリ化を克服して創意ある実践に努める教師。

 (2)相互に研修内容,方法を交流し合い,開かれた教育実践に努める教師。

 

本年度の重点目標

進んで学び 伝え合う子ども

 昨年度より,「進んで学び, 伝え合う子ども」を重点目標とし,自己有用感をもち集団の中でも,自分を表現し他人を認められるような子どもを育てる指導に努め,夢や希望をもって努力し,学び続ける子どもたちがのびのびと活動し「楽しかった」「またやってみたい」「次はどうなるのだろう」という満足感や期待感のある学校づくりを推進してきた。
 特に,日常の授業,活動の中で教職員はもちろん,活動の主体である子どもたちが常に重点目標を意識することにより,学力の定着,体力の向上など,その成果が認められる一方で,判断の根拠や理由を示しながら自分の考えを述べることについての課題や,自己肯定感や学習意欲,社会参画の意識等が低く,子どもの自信を育み能力を引き出すことは必ずしも十分にできているとは言い難い状況である。また,言語活動の充実は,思考力・判断力・表現力等の育成に大きな効果を上げてきた一方で,子どもたちが情報を的確に理解し,自分の考えの形成に生かしていけるようにすることには依然として課題が見受けられた。
 そこで,本年度も「進んで学び 伝え合う子ども」を継続して重点目標に設定し,地域・学校の特色を生かしながら体験的な学習を中心に,自分の好きなこと,持ち味を発揮しながら主体的に学びに取り組めるようにしていきたいと考える。そのためには,「何を教えるか」という知識の量や質の改善はもちろんのこと,「どのように学ぶか」という,学びの質や深まりを重視することが必要であり,課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習や,そのための指導の方法等を充実させていく必要がある。地域・保護者との連携,協働を図りながら,人や集団に積極的に関わり支え合う場と協力的・創造的な活動を通して,他者との人間関係を深め自己有用感を育みながら,チーム神楽として,子どもが将来に向けて夢と希望をもてる学校づくりを推進していく。

 

1 共に学び合う授業を実践する
 (1) 朝読書の充実
 (2) 子どもが自然に学ぼうとする意欲の引き出し
 (3) 子どもとともに創り出す授業
 (4) 体験的な活動の取り入れによる定着・発展
 (5) 神楽スタンダードの定着

 

2 共に高め合う教育活動を推進する
 (1) 挨拶,返事,言葉遣い
 (2) 集団としての高まり
 (3) 目標に向かって努力する粘り強さ
 (4) 継続活動による学級の自慢づくり
 (5) 他人のよさを認め,信頼と思いやりに満ちた仲間づくり

  

   3 共に潤いのある教育環境を整備する

 (1) 教師の言動,声掛け,眼差し,振る舞い,厳しさと温かさ
 (2) 子どもが参画する環境構成(校舎,教室,季節感を大切に)
 (3) 家庭,地域との連携(規範意識,学習習慣,生活リズム)
 (4) 地域の教材,人材活用の位置付けで本物体験重視
 (5) 対話,交流,集団遊びの場の設定(保育所,幼稚園,小学校,中学校)
                ※児童一人一人の成長,変容の記録化と日々の指導改善,充実を!

 

本年度の取組の重点

 

1 基礎・基本を重視し,着実に「生きる力」を育てる教育課程
 (1) 学力向上推進プランに基づいた基礎学力の確かな定着と向上を図る。
 (2) 授業改善を核に据えた校内研修の充実を図り教育実践研究発表会を実施する。
 (3) 豊かな言語環境や系統的な言語活動を工夫し,自己表現力,コミュニケーション能力,読書活動を一層

     充実させる。
 (4) 全校一斉の朝読書,校内読書活動の工夫,家庭との連携による家読の推進などの育成を図る。
 (5) 諸調査・観察等,多面的な評価の工夫に努め,教育課程や指導計画の改善充実を進める。
    (新学習指導要領実施に向けて:特別な教科道徳,外国語活動,英語等)

 

2 豊かな美しい心の育成
 (1) 挨拶運動の取組と全校歌声活動の取組を核に据え豊かで美しい心を育む。
 (2) ボランティア活動,児童会係活動及び異学年集団活動のより一層の充実を図る。
 (3) 温かな学級経営を基盤とした,心に響く「道徳の時間」の指導の工夫改善を図る。
 (4) 「道徳の時間」を要とし,教育活動全体で道徳的実践力を高める指導の充実を図る。
 (5) 豊かな体験を生かして,道徳的価値の自覚を深める指導の充実に努める。
 (6) マイノートを活用し自己有用感,自己肯定感を育むキャリア教育の推進を図る。

 

3 強い体と実践力の育成
 (1) 四季の変化に応じた遊びと運動に親しむ体育活動の充実に努める。
 (2) 新体力テストの実施による体力の現状把握から,年間を通して体力向上に努める。
 (3) 運動の日常化や食に関する指導などを通して,調和のとれた発達を促す教育課程の実施に努める。

 

4 保護者・地域との深い信頼関係に基づいた連携の構築
 (1) 家庭・地域社会と相互補完して連携を強化する。
 (2) 教育活動の積極的な情報発信に努める。
 (3) PTA活動,市民委員会,お年寄りとの交流,積極的な地域行事への参画に努める。

 

5 危機管理の強化

 (1)コンプライアンス確率に関わる研修や面談の実施に努める。

 (2) 教職員の危機管理意識を高める組織体制の構築と機能の強化を図る。
 (3) 連絡体制,指示系統の確認及び目的に応じた諸訓練の実施に努める。

 

6 特別支援教育の充実
 (1) 実態に応じた個別の支援,指導計画を作成し,状態や特性に応じた指導に努める。
 (2) 共通理解に基づいた,校内支援体制の整備に努める。
 (3) 関係機関と連携し,教育的ニーズの把握や合理的配慮の提供に努める。

 

7 生徒指導の充実・強化
 (1) カウンセリングマインドを基本とした生徒指導と教育相談体制の充実を図る。
 (2) 家庭や地域と連携を図り,基本的な生活習慣や規範意識,自己肯定感を育む学級経営に努める。
 (3)いじめは絶対に許されない行為との認識を浸透させ,いじめ防止の取組を強化する。
 (4) きめ細やかな児童理解の方策を具体的に講じた生徒指導の充実を図る。

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学校への連絡先

TEL:0166-61-1171

FAX:0166-61-1172

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〒070-8005
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