これまでの歩みと溢れる想いをつめ込んだコンサート(9/25)

 今日も秋らしい柔らかな日光に包まれる朝です。


 啓北祭が終わって間もない22日(日)、吹奏楽部による「オータムコンサート」が行われました。
 体育館には本校生徒や保護者の皆様をはじめ、幼児からお年寄り、卒業生まで200名に近い参観者が、素晴らしい演奏を聴こう、部員を応援しようと駆けつけました。
 約2時間の演奏会はこれまで蓄えた力をひとまとめにして披露し、様々な思い出、感謝やエールなど温かい心をたくさん詰め込みました。特に3年生にとっては3年間の集大成のひとときです。後輩から花束を受け取り、また、顧問の長田先生と鶴岡先生にはサプライズで感謝の演奏を贈りました。
 2時間はあっという間に過ぎ、私も吹奏楽部の奏でる世界に浸りました。これだけのレパートリーを本当に立派なものです。そして、楽しみながら、あるいは喜びや悲しみなどの様々な感情について心を震わせながら奏でているのだろうか、と演奏者の心の中を探りました。こんな特技をもっている皆さん、たくさんの同士をもつ皆さんをうらやましく感じました。


 そんな「様々な表現を楽しむ」姿を見て、ふと頭に去来する思い浮かんだ言葉がありました。

 野球のことですが、プロ野球の新庄監督は今シーズンの終盤に当たって、選手に「試合を楽しめ」を徹底しています。一方、栗山元監督は「楽しいことは頑張るためのご褒美であって、人を育ててはくれない」と話しています。この二つのことは全く違うようでいて、根本は同じだと思います。練習で苦しい思いをして確かな力を身につけたからこそ、本番は伸び伸び楽しめる。

 準備が大切...吹奏楽部の演奏を聴いていて、これまでの歩みに思いを馳せた次第です。ぜひ、積み重ねた「啓北サウンド」のバトンがつながれていくことを期待しています。

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