繰り返し取り組むことのよさ(11/17)

 今日はうっすらと雪が積もり,ひんやりとした朝でしたが,日中は穏やかでした。


 さて,過日行った学力テストの結果をざっと見て,全体的にまだまだ努力が必要のように感じました。いきなり,何十点も上げることはできないので,頑張れば手の届くところに目標点数を設定して,一歩一歩です。そのために,第一に授業への集中と粘り,第二に十分な家庭学習を。あきらめたり投げ出さなければ,必ず向上します。


 今月は,教室から古文を音読する声が聞こえていました。また,百人一首を読み上げる声も...。そういう時期(本格的に古典や漢文を深めるのは大体この時期なので...)になったなぁと思います。
 「何が書かれているのか...これが同じ日本語なのか...」私は学生の頃,古文が苦手でした。しかし,あの頃,そして教師になって生徒と一緒に何度も声に出して暗唱した古文は頭の中から離れず,すっすっと出てきます。それと同時にぱっと現代語訳も浮かび上がってきます。

 学習内容の全てを暗記することはほぼ不可能で非効率的ですが,一度身についたものは印象深く残っていきます。暗唱になると,ここぞとばかりに練習してくる生徒もいてうれしくなったことも思い出されます。

 今,学校では「主体的・対話的で深い学び」が求められていますが,古くからの学習法や繰り返し取り組むことで基礎を定着させることもよいなぁと思うのです。


 *写真は「赤い羽根ポスター」です。校内各所に掲示してあって,「おっ」と目を奪われます。ぜひ,優れた作品を鑑賞してください。

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