73歳になってなお(8/25)

 雨交じりの一日ですが、集中しやすい気候になりました。週の後半は気温が上がる予報ですから、つかの間の清涼剤、といったところでしょうか。
 一時期は「旭川のコロナ感染0」などと記してきたのですが、今の状況は再び厳しいものです。北海道、旭川への緊急事態宣言が27日に発令される見込みで、また、新たな対応があるかと思います。

 行事がなく、抑制された学校生活で、皆さんの「コロナ疲れ」も心配されますが、穏やかに授業を受ける姿に感謝...。


 さて、学校生活とかけ離れますが...オリンピックでの日本勢の躍進は元気を与えてくれました。

 私の記憶に残ったのは、灼熱の中で並み外れた精神力で走り通したマラソン。体格差を言い訳にせず、自分たちの良さを貫いて歴史の扉を開いた女子バスケ。奇跡の逆転劇を演じた卓球やフェンシングなどなど...それらから選手一人一人のすさまじい勝利への執念や努力、人生のドラマを感じました。


 それにしても時の流れは早いもので、今度はパラリンピック。
 私は、元漁師で73歳の「大井利江」という選手に注目していました。
 40歳、出漁中の事故でけいついを損傷して下半身がまひ。リハビリを経て49歳から円盤投げに挑戦し、オリンピック3大会に出場して2度メダルを獲得。出場4大会目のリオでは砲丸投げで入賞。(円盤から砲丸へ...そのいきさつもドラマです)

 「パラリンピックは夢の舞台。そこに出場できるということがどれほど大きいか」と語る大井さん。「金メダルを妻にかけてあげたい」...東京は5大会目の舞台でしたが、残念ながら出場は叶いませんでした。しかし、今大会の聖火ランナー役を終えて、再びわき上がってきた競技への熱意から、来年の世界選手権を目指すとのこと。


 スゴイ...素直にそう思いました。いつまでも戦う人生の先輩に憧れを感じます。

 70歳を超えてのこの情熱は一体どこから来るのか...生きている証として、いつまでも希望を持ち続けたい、夢に向かいたい、そんな向上心が怠け者の自分の胸に刺さります。

 パラリンピック...これから生み出される多くのドラマがまた、自分の心を洗うことでしょう。

 皆さんは何か興味を持っている種目はありますか?

*注 図書室では「オリンピック」関係の本が特設されていますよ。

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