春休みに入って1週間近くたちました。生徒の皆さん、元気ですか。
今日は旅立ちの日にふさわしい晴れやかな日和です。
3月31日...本当の卒業、本当の離任の日です。こみ上げる思いとは違う、しかし、しんみりした気持ちになります。
転出される同僚の先生が一人、又一人と職員室を去って行きます。たまらなく寂しいです。
3年生は今日をもって正式に光陽中卒業です。生活リズムを保ちつつ、進学のための準備は進めているでしょうか。
私はこのHPで書こうと思っていたことを一つ残していました。それは「爆笑問題」の太田さんが自分の高校時代を振り返った番組のことです。
中学校まで明るい性格だった彼でしたが、高校に入ると一人の友だちもできず、3年間ほぼ級友と会話しなかったそうです。あれだけしゃべる彼が...なぜそうなったのか理由は特にないそうですが、ただ、入学式の日に誰とも話さず、その後もその状態が1日2日と続いて...。
彼の言葉から。「高校に入って1週間ぐらいは、『そのうち友達できるだろ』って思ってたんです。でも、恥ずかしいっていうか、照れくさいっていうか、自分から『ねえねえ』っていうのが、どうしてもできなかった。それができなくても小学校、中学校っていうのは子供だから、向こうから取り込んでくれるというのがあったじゃないですか?『ねぇねぇ』ってね。でも、高校では俺に『ねぇねぇ』って言ってくるヤツがひとりもいなかったんです。ほんと、それだけがポイントだった」
私はこの話に、どことなく納得できるところがありました。人間関係の中で思いがけないボタンの掛け違いがあったり、妙に口が重くなったり...。やっぱりささいな一言を交わし合うことが大切だなぁと思ったりするのです。
中学生でも高校生でも、なんだかんだ言ってもやっぱり友達関係が一番の関心事ではないでしょうか。
82名の卒業生は新しい学校で見慣れぬ仲間とのスタートをうまく切ってほしいし、1・2年生でも、進級にあたってはこれまでの人間関係の中でほころびがないか、気持ちを伝え合っているか見直すといいなぁと思った次第です。
まずは「その一言」を大切に、勇気を持って自分から...
改めて卒業生の、そして離任される先生のご活躍を心よりお祈りします。ガンバレ!