きりりと引き締まった澄んだ空気と卒業生の旅立ちを祝福するような青空。第74回卒業証書授与式にあたってこの上ない最高の日和となりました。
入学時。まだまだ幼く、集中力も続かないやんちゃだった生徒達。
特にこの一年は最高学年としての自覚が芽生えました。仲間の絆とリーダーシップ、豊かな個性が輝き、全校に活気を与えた各行事。入試に向けたこれまで以上の努力...将来に目を向ける中で着実に成長し、今こうして立派な態度で式に臨んでいます。
証書授与では一人ひとりが下を向くことなくしっかり返事し、まっすぐに自信をもって私に目を向けました。また、心を合わせた合唱、そして退場に向かっていくにつれて、生徒、保護者、担任...様々な思いを含んだ涙の輪が広がり、式場は万感の思いに包まれました。式場を去るに当たっては担任の先生への感謝の一声!学級に戻ってもしばし惜別の余韻に浸っていました。
歓送では、私も多くの卒業生と握手を交わしました。厳粛で、しかもウェットでフレンドリーな式を振り返って、「ああ、よかった。いい式だった...」心からそう思えるのです。感動をありがとう。
まるまる中学3年間をコロナと戦い、制約の多い学校生活を無事に乗り越えた皆さんの卒業を、この場を借りて心から祝福すると共に、この経験を糧に、自立と共生の心をもって、これからの「道」を前進してくれるものと確信します。
最後に卒業生保護者の皆様の、学校へのご理解とご協力に感謝いたします。本日は大変おめでとうございました。