「生徒も立派な地域創生の担い手である」という考え方に立ち、昨年度、お世話になっている地域住民への感謝とよりよい地域社会を築くことを啓発するため、旭川小・中で「教えておとなのひとたちのキラリ」というアンケートを実施しました。
その中で、子どもたちが、地域の大人の姿を見て、「素敵だな~と思うこと」、「尊敬や感謝の気持ちを抱いたこと」という質問に対して、本校生徒からは、「冬になったら毎日通学路を雪はねしてくれる方がいる。」「地域の人が近くの公園などでラジオ体操やバーベキュー、ビンゴ大会などを開催してくれている。」「JAの方が毎朝竹ぼうきで歩道の清掃活動をしている。」「中学校の周りにある花壇を晴れている日にいつもきれいにしてくださっている方がいる。」「毎朝、地域の人が笑顔で挨拶してくれて、『学校頑張ってね!』と励ましてくれる。」ことなど、敬意と感謝の気持ちを表す声が数多く寄せられました。
その一方で、地域に求めたいこととしては、「ゴミのポイ捨てをなくしたい」という回答が多くを占めました。そこで、これを本校生徒は地域課題と捉え、課題解決のために地域環境整備活動を継続して実施することにしました。
(1)柔道部による地域清掃活動(9/21)
柔道部による地域清掃活動は、もはや東旭川の風物詩となっています。講道館柔道にある「自他共栄」の精神を基盤として、柔道部員が東旭川のゴミのポイ捨ての惨状を憂慮し、啓発活動も兼ねて、ここ数年間に渡って継続実施しています。部員達は、自ら進んでアクティブに取り組んでいます。JOC会長の山下泰裕氏も「アスリートが社会貢献活動に関わることで世の中を変えることができる。」と語っています。その言葉の意味を部員達は大切にしています。
(2)男子卓球部・吹奏楽部・女子ソフトテニス部による地域環境整備及び清掃活動
(9/25)
地域の方々から、本校の部活動に対して、さまざまな形での応援をいただいています。お陰様をもちまして、男子卓球部(団体・個人)、吹奏楽部、女子ソフトテニス部(個人)が全国大会出場という偉業を成し遂げることができました。本校の規模で、3種目にも及ぶ全国大会出場というのは、極めて稀なケースです。そんな3つの部員達が、東旭川中央市民委員会主催の地域環境整備活動に参加しました。地域の方々への感謝の気持ちを込め、なおかつ地域創生の担い手として、総勢40名以上にものぼる部員達が、市民委員会の皆様のご助言のもと汗を流しました。