「まちなかギャラリー『東旭川の記憶~語り継ぎたい想い~』」〔3月17日~〕

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 本校の美術部員達が旭川市東旭川支所、旭川しんきん東旭川支店、北きた東旭川店、東旭川郵便局などを訪れ、東旭川の記録誌をモチーフにした絵を手渡しました。

 旭川市教委は昨年10月、「地域学校協働活動」のモデル地区の一つとして、旭川中学校区を指定しました。「地域学校協働活動」とは、学校を核とした地域づくりを目指し、地域ぐるみで子どもの成長を支える活動です。文部科学省が推進し、全国各地で導入されています。そこで、市教委社会教育課の小島紀行主幹、伊藤知世さんが地域コーディネーターを務め、本校と地域の連携を推進しています。

 これを受けて、東旭川地区の各市民委員会、社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、地域包括センター、PTA、JA、地域活動団体、消防団などが構成する「東旭川まちづくり推進協議会」は、学校と地域の連携を深める活動を検討していましたが、新型コロナウィルスが本校文化部の活動に影響を及ぼしていることに注目し、美術部員に作品発表の機会を提供する「まちなかギャラリー『東旭川の記憶~語り継ぎたい想い~』」の開催を提案してくださいました。そこで、美術部員達は、2018年に同推進協議会がまとめた地域史に関する記録誌を参考に17点の絵画を描きました。作品は地域住民が訪れる施設や店舗内で4月末まで展示されます。

 生徒が選んだ題材は、かつて旭川市の中心部から旭山公園まで伸びていた旭川電気軌道の路面電車、屯田兵屋、太田神社や旧旭川小校舎など。旭川市中心部よりも早く開拓が始まった東旭川地区の歩みを振り返る内容となっています。廃校になった母校の小学校を描いた美術部長の3年澤村姫奈さんは、活動を通して、改めて地域の魅力に気付き、「自分が暮らす町が一層好きになった」と笑顔で語っていました。

 同推進協議会と本校は2022年度協働して活動を展開する予定です。