


今秋の北海道吹奏楽コンクールで金賞を受賞した本校吹奏楽部が、地域住民を招いた演奏会を開催し、受賞曲などを披露しました。また、今まで、地域住民の皆様より支援していただいており、生徒たちは演奏を通して感謝の気持ちを伝えました。
演奏会は29日に本校体育館で開催し、約300人が来場してくださいました。北海道吹奏楽コンクールで演奏した「オフィーリアの悲しみ」を含め10曲以上を披露。濱中昌志校長は、「小学生と合同演奏をするというスタイルが小学校とのパートナーシップを感じさせるものでよかった。また、吹奏楽部員のお客様に楽しんでもらおうとする演出の組み立てやほっこりするような司会担当の話題提供がよかった。」と目を細めて喜んでいました。加えて、最後の「学園天国」では、本校の若手ホープ教員の2人が演奏に合わせて、熱唱!あまりの激しさにお客様も少々戸惑った?ようですが、大変な盛り上がりようでした。
吹奏楽部長の田邊 彩さんは、「定期演奏会に向けて、練習がなかなか上手くいかなかったことが多かったのですが、練習を重ねるにつれて『定期演奏会のお客様を笑顔にする』という目標をもう一度見つめ直すようになったことで、みんなで一つになって団結しようとするムードが高まり、目標を達成することができました。そういうことも含めて、とてもよい定期演奏会になったと思います。」と喜びの想いを語ってくれました。
生徒会本部では、プルタブの回収活動を行っています。プルタブ140万個で、700kgに相当し、700kgで軽くて丈夫なアルミ製車椅子1台と交換できます。
現在のフェーズで、回収できたプルタブの総重量は178kg。今年度内に200kgに到達することを目標としています。そこで、この活動の趣旨に賛同してくださった「東旭川中央地区市民委員会、東旭川中央地区社会福祉協議会、東旭川・千代田地域支援包括支援センター、地域まるごと支援員」等の協力を得ることになりました。
そこで、東旭川中央地区市民委員会・東旭川中央地区社会福祉協議会の磯石浩二会長が、管轄の各町内会にチラシを回覧し、登校中の生徒にプルタブを手渡すことを呼びかけてくださいました。
あわせて、生徒会本部でも、このキャンペーンを盛り上げようと「生徒」VS「地域」という対戦形式にし、「どちらがたくさん集めることができるか」という、みんなで楽しめるイベントにしています。
コロナ禍で停滞してきたあいさつ運動や地域におけるふれあい活動の一環でもありますので、是非是非収集の上、生徒たちへの声かけと手渡しをお願い致します。




音楽の授業で、東旭川の森崎広子さんをはじめ、外部講師3名を招聘し、「さくら さくら」をモチーフにして、箏(琴)の奏法を学びました。左手を用いて、音の高さや余韻を変化させるという高度な技能も習得していました。1年生の平澤魅来さんは、「楽譜通りに弾くことは難しいけれど、上手く弾けたときには嬉しいです。」と語ってくれました。箏(琴)の演奏自体、人生の中でそうそう経験のできない貴重な機会になったと思います。


養護教諭が中心となって計画し、オリエンテーション→講話と体験→まとめといった構成で授業を展開しました。
まず、1年時の福祉学習で学んだ「ICF(国際生活機能分類)」の考え方をふまえ、どんな人にも、ハンディキャップがあることを再確認しました。
その上で、パラスポーツ体験とNPO法人カムイ大雪バリアフリー研究所「チーム紅蓮」施設長の五十嵐真幸様の講話を通して、障がいや福祉の問題が自分自身にも起こりうることであり、また身近なところにあるという視点から、全ての人にとって普通の暮らしの幸せを実現するために、今後社会において必要な支援や生活で自分ができることについて考えました。
「パラスポーツ体験」では、「車いすバスケット」か「車いすラグビー」の両方を体験し、「チーム紅蓮」の皆様から指導を受けました。生徒達は、いちはやく技能を習得しようと試行錯誤していました。また、体験を通して障がいの有無を超越したプロの選手の皆様がもつ技術の高さに感服している様子でした。
一方、五十嵐様からはスポーツとの出会いや普段の生活での実体験などについて、講話をしていただきました。具体的には、自分の思いに反し実際にできなくて葛藤したこと、普段生活している中で周りの人にお願いしたいこと、パラスポーツとの出会いや活動を通して得たものなどについて、生徒達が臨場感をもってイメージしやすくなるよう配慮をしながらお話をしてくださいました。
生徒達からは、「人によって考え方や感じ方が違ったり、障がいへの受け止め方やレベルも違うから、外見や思い込みだけで決めつけないようにすることが大切だと思いました。少しの工夫や支えがあることによってできることが増えたり、助けになることも多いと思うので困っている人を見つけたら声をかけてみたり、自分にできることを探していきたいと思いました。」「障がいがあってもなくても、人と話したり関わったりすることで社会と障がいの壁がなくなり、差別などがない助け合いのできる社会ができみんな幸せに生活できるのではないかと思いました。」といったさまざまな角度からの感想が聞かれました。
昨年度の「春フェス」「福祉学習」からの系統的な学びが効果をもたらしていることも感じ取れます。この学習において、五十嵐様と「チーム紅蓮」様には、最後まで全面的にバックアップをしてくださいました。心より御礼申し上げます。

1年生部員で手分けをして、「宏生苑」と「ケアハウスフォルテ」の2つの施設に油絵を展示しました。宏生苑では、作業の様子を見に来た利用者さん達から、「上手だねえ」「ありがとう」などと声をかけてもらいました。油絵はもとより、「新年のお祝いのメッセージ」についても、とても喜んでいただきました。近年、美術部の精力的な地域貢献活動が際立っています。



近年、高齢化の進行や単身世帯が増加する中で、自力で除雪が困難な方が顕在化しています。このような、除雪に困っている高齢者や障がいのある方の除雪をする「スノーサポート隊」を旭川市社会福祉協議会が募集しています。
そこで、昨年度同様、本校の野球部・柔道部がこの活動に参加しています。それは、部員達が困り感を抱えている人を助けることの大切さをわかっているからです。実際に体験をしてみて、部員達からは「派遣先の〇〇さんがとても感謝してくれるので、気持ちが奮起します。」などの感想が聞かれました。少なからず部員達の自己有用感を育む取組となっていることは間違いありません。この先3月までがんばります。応援の程、よろしくお願いします。
さらに、野球部については、「特別養護老人ホーム 宏生苑」からの雪はねの依頼もあり、毎週足を運んでいます。こちらは、なかなか手応えのある作業となっていて、部員達にとっては、相当な筋力トレーニングになっています。部員達は「人の役に立つ部活は必ず強くなる」というモットーを信じ、まっしぐらに奮闘しています。



「宏生苑」と「ケアハウスフォルテ」の2つの施設に展示していた美術部の作品を入れ替えました。宏生苑では、たくさんの利用者の方々が作業の様子を見に来て、「ありがとう!」「ありがとう!」と入れ代わり立ち代わりに謝意をくださいました。今回は油絵に加え、何と、墨一色の濃淡で描く「水墨画」にも挑戦!このように、とてもアグレッシブに活動している本校美術部です!


先日、本校でアルミ資源回収運動を実施していることをご紹介しましたが、この取組に共感してくださっている「宏生苑」様から、この度10kg以上もの大量のプルタブを寄贈していただきました。私たち学校からは、生徒会本部の役員である南山会計と、今年度除雪作業を通じて「宏生苑」様との関わりが深い野球部のメンバー4名がお礼の訪問をしました。
利用者の皆様からは、生徒たちの訪問を大変喜んでいただき、励ましの言葉を頂戴しました。また、生徒たちも、温かいおもてなしに感謝し、笑顔でお礼を述べる光景が印象的でした。
この場をお借りして、「宏生苑」の職員と利用者の皆様に心よりお礼申し上げます。本校は今後も地域との連携を大切にし、持続可能な社会の実現に向けて努力してまいります。





かねてから令和4年度・5年度の2年間にわたり、「総合的な学習の時間」を活用して、子どもたちが丹精込めて制作した東旭川の秘めたる魅力を伝える動画をしつらえた「東旭川魅力発見MAPリーフレット」が、この度、東旭川地域まちづくり実行委員会(事務局:東旭川支所)と本校の協働制作により完成度の高い作品として仕上がりました。イラストについては、本校の美術部が手がけています。動画はこのMAPにQRコードを掲載し、自由に閲覧できる状態となっており、東旭川支所等の複数の公共施設に置かれるとともに、旭川小・中の全校生徒に配布されました。
「旭山動物園以外に何があるの?なんて言わせない!!ジモトの中学生が調べた東旭川のいいところ、教えちゃいます!!」というキャッチフレーズのもと、15箇所の魅力スポットを紹介しています。身近な東旭川市街地から、校区でありながら、子どもたちも足を運ぶことがそう多くはないペーパン地区等を広く網羅して取り上げています。
東旭川地域まちづくり実行委員会が、子どもたちの活躍を有効活用して、地域に紹介していただくことは、子どもたちにとっても、とても大きな励みになります。特段のご配慮に感謝申し上げます。
どうぞ、もっと皆さんに知ってもらいたい「東旭川の魅力」をたっぷり堪能してください。