6月23日(木),中連壮行会が行われました。
十分な練習ができない状況でありながら,できることに対してしっかりと取り組みながら,大会前日を迎えることができました。
24日からの本番では,どの部の子どもたちも自分たちの目標をしっかりと持ちながら,頑張っていました。
勝負には,勝ち負けがつきますが,大切なことは,君たち自身に何が残ったのかということです。
3年間の部活動を通して,仲間と協力する素晴らしさや達成感,忍耐力など君たちの心と体に残ったものは,君たちにとって一生の財産になります。
ぜひ,これからの生活に生かしてくださいね。
さて,君たちの中で,無我夢中になり,あっという間に試合が終わったと感じた人はどのくらいいましたか?
<壮行会でのお話の一部抜粋>
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今日校長先生が君たちにお話ししたいことは1つ。
君たちひとり一人が悔いの残らないように持てる力をすべて発揮してほしいと言うこと。
そのための秘訣を教えてあげます。
スポーツの世界では,よく「ゾーンに入る」という言葉を使います。ゾーンに入ると100%,もしくはそれ以上の力を発揮できると言われます。心理学では,「フローの状態」と言うそうです。
実は,この「フローの状態」は,誰でもが,身近なところで似たような経験をしているそうです。
それは,「夢中になり,時間が経つことを忘れていた」という経験です。そんな経験を君たちはしたことがありませんか?
つまり,明日からの中連,君たちひとり一人が悔いなく持てる力を発揮するためには,その競技に夢中になればいいんです。
そこで,自分が夢中になっているときの状態を思い出してみてください。そこにあるのはきっと,好きなことをしているということ,そしてもう一つは,周りを気にしていないということではないですか?
逆を言えば,「勝たなければいけない」など「しなければいけない」という考えが頭によぎった瞬間に楽しさがなくなり,フローな状態への道が遠くなります。また,色々な人が見ているという状況を意識してもフローへの道が遠くなります。
大切なことは,好きな競技を自分自身が楽しむという意識を持ち続けること。周りの目を気にせず,自分のプレーに集中すること。
ピンチになったときには,深呼吸をし,自分が夢中になった出来事の前の自分の気持ちを思い出してください。そうすれば,結果がどうであれ,悔いの残らない試合となるはずです。
・・・(略)
相変わらず,お話を聞く姿勢が素晴らしかったです。