7月25日(月),上代報告会,全道・吹奏楽部壮行会と合わせて,1学期終業式が行われました。
終業式の中では,以下のようなお話をしました。(一部抜粋)
さて,1学期の終業式に当たり,校長先生からは2つのお話をします。
皆さんも知っての通り,先日,安倍元首相が殺されました。とても衝撃的なニュースで,校長室に来ている子どもたちからもこのお話が出てくるくらいです。校長先生もいろいろなことを考えましたが,特に次のようなことを感じました。
あの日安倍さんは,いつものように朝起きて,いつものように朝食を食べ,あの瞬間まで自分が死ぬとは思っていなかっただろうということです。
人に与えられた時間がやっぱり限りがあり,いつ終わるかわからない。だからこそ,一日一日を大切に生きなければいけないと感じました。
そこで,君たちにはこの夏休みの中で,目的と目標を意識して生活してほしいと思います。目的とはゴールを意味し,目標とはゴールまでの道しるべを意味します。つまり,夏休みを終えたときのゴールを決めて,そこに向けて具体的に何をすべきなのかという目標を考えてください。
例えば,1学期にわからなかった正負の計算をできるようにするために,毎日1時間,計算練習をするとか,新人戦までに,ファーストサーブの確率を上げるために,毎日100球サーブ練習をするとか,学習点をあげるため,1,2年生の復習を毎日やるなど具体的な目標を立てて,一日一日を大切に過ごし,後悔のない夏休みを過ごしてほしいと思います。
2つ目は,校長先生のランニングコースの途中にあるお寺に今は,こんな言葉が書かれています。「人を大切にすることとは,人の話を静かに最後まで聞くことである」
自分のことばかりお話しするのではなく,まずは,人の話をしっかり聞けるようになりましょう。それが人を大切にするということで,有効な人間関係を作る基盤です。まずはこのことを覚えておいてください。
そして,優しいという漢字は,優れているとも読むことができます。
今,君たちは,校長先生のお話を静かに聞くことができるので,人を大切にすることができる優しい人です。そして,人に優しくできる人は,優れた人だということです。
君たちは,人に優しくできる優れた人なんです。
夏休み中,どうか自分のことを大切にし,危険な場所や危険なことをすることなく,事故や事件に会わないようにしてください。
本当に本校の子どもたちは,人のお話を聞く態度が素晴らしいです。
お話をする人に体を向け,話を聞いているのです。
なので,私も子どもたちの前でお話しする内容を手を抜かずにしっかりやらねばと準備しています。