令和5年度 地域学校協働活動

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総合的な学習に新たな「地域学習」の取組を実施(全学年)

 今年度から、全学年において、①「SDGsの視点を取り入れながら、地域に対する愛着と誇りを育む」、②「地域づくりの担い手として、地域創生のために寄与する」といったねらいのもと、「東旭川の魅力をもっと深く知ろう!東旭川を盛り上げよう!」をテーマに、3年間を貫く地域学習のカリキュラムを一本の柱として、総合的な学習の時間に位置づけ、とりわけ最高学年である3年生の発表は、旭中フェスで保護者や地域の方に発表することになります。1・2年生は、発表対象とはせず、通常の総合的な学習の取組としますが、その成果を旭中フェスで掲示し、披露してもよいこととしました。内容は、各学年団の主体性のもと、企画・具現化することになっています。乞うご期待!

吹奏楽部「旭山動物園」夏期開園式で招待演奏〔4/29〕

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 2年連続で東日本学校吹奏楽大会(全国大会)に出場し、昨年度は見事金賞を受賞した実績を誇る本校吹奏楽部。全国的に名高い、校区の「旭山動物園」の夏期開園式で招待演奏をしました。多くの来園客を前にして、園旗掲揚の際には「動物園テーマソング」、テープカットの際には「ファンファーレ」、お客様の入場時には楽曲2曲を演奏・披露するという重要な役割を果たしました。

 部員からは、「2年連続で演奏させてもらえてありがたい」「地域に貢献できて良かった」「昨年度よりも立ち止まって演奏に耳を傾けてくれた人が多くて嬉しかった」などの喜びの声が聞かれました。

 今年度は、新型コロナ感染症による行動制限の緩和により、より多くの地域の方々に吹奏楽部の心に響く演奏をお聴きいただけることになると思います。

美術部、旭山夜桜祭りのポスター作成

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  旭山公園夜桜保存委員会の依頼により、本校美術部が公共マナー啓発並びに桜の見所をPRするポスターを制作しました。本校は、2年目の参加となります。このポスターを掲示するようになってから、「ゴミのポイ捨てが激減する」効果が上がっているというお話をうかがい子どもたちの自己有用感にもつながっています。

 美術部も、その実力を買っていただき、「まちなかギャラリー」をはじめ、地域からの制作依頼が増えてきており、昨年度は大忙しの日々でした。本校にとって、かけがえのない存在となっています。既存のコンクールの活動もある中、地域創生の一翼を担っています。

地域環境整備

(1)動物園通り花壇整備活動に美術部参加〔5/27〕

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東旭川中央地区市民委員会の事業に本校生徒も参加しております。今回は、旭山動物園を訪れる観光客で交通量が多い「動物園通り」の花壇整備に本校美術部23名が参加しました。地中から這い出てくる虫にキンキン声を上げながらも、部員が率先して丁寧に活動する姿に委員の方々からお褒めの言葉を頂戴しました。

 

(2)美術部員、次々と地域清掃活動にも参加〔6/18〕

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 美術部員18名が工業団地を中心にゴミ拾いを行いました。空き缶やペットボトルなどを中心にさまざまなゴミが落ちていて、大量の収穫となりました。

 子どもたちにとっては、「たくさん拾った!」という達成感がある一方で、地域のゴミの惨状を憂慮する複雑な心境が垣間見られました。それでも、地域の方からは、すごく喜ばれ、感謝されたことに自己有用感を高めることができました。

 

(3)柔道部員の地域清掃活動〔6/19〕

 

 柔道部員が中学校周辺のゴミ拾いを実施しました。柔道部による地域清掃活動は、もはや東旭川の風物詩となっています。講道館柔道にある「自他共栄」の精神を基本理念として、柔道部員が東旭川のゴミのポイ捨ての惨状を憂慮し、啓発活動も兼ねて、恒常的に実施しています。部員達は、自主的・能動的に取り組んでいます。元JOC会長の山下泰裕氏も「アスリートが社会貢献活動に関わることで世の中を変えることができる。」と語っています。その言葉の意味を部員達は大切にしています。

 

(4)動物園通り花壇整備活動に柔道部参加〔9/24〕

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 東旭川中央地区市民委員会の事業に今回は柔道部6名と濱中昌志校長をはじめとする教職員3名が参加しました。今年度最後の花壇整備活動で、植樹枡の後片付けの作業を行いました。いつもより作業労力が必要とされていたようで、参加人数は決して多くなかったのですが、市民委員会の皆様からは、「柔道部らしく、力強くてきぱきと動いてくれたのでとても助かった。我々だけではとても無理だった。」と賛辞をいただき、部員たちも地域のために役立ったという誇りを感じている様子が見受けられました。

 

(4)本年度最後の地域清掃活動に何と82名が参加!〔10/15〕

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 今回は、各種部活動の大会が閑散期に入ったタイミングとなり、吹奏楽部・卓球部・ソフトテニス部・バレー部・柔道部の大所帯での参加となりました。

 地域の方々から、本校の部活動に対して、さまざまな形での応援や後方支援をいただいております。お陰様をもちまして、男子卓球部(団体・個人)が全国大会出場、吹奏楽部は全道大会金賞受賞という偉業を成し遂げることができました。その他の部活動も、上川代表決定戦で順当に好成績を収めることができました。いま、旭中の部活動は強いです。

 各部活動では、勝利至上主義にこだわるのではなく、人間形成の側面を重視しており、そんな部活動だからこそ、目に見える成果にも結びついているのかもしれません。

 市民委員会の皆様から感謝と元気づけの言葉をもらうことが、生徒にとって、とても励みになっているようです。また、東旭川の街をきれいにしたという成就感・爽快感を感じている様子が見て取れました。

 今後、働き方改革を目的とした、「部活動の地域移行」の施策が加速化してくると思いますが、可能な限り、本校としても市民委員会様の活動に協力する体制を手を変え品を変え、保持していきたいと思っています。

地域住民と学校園交流〔6/6〕

 

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 学校園で地域住民と一緒に谷川農園様からいただいたトマト「ボンリッシュ」と花の苗の定植作業を行いました。本校からは、生徒会本部役員とトレーニングを兼ねて畑を事前に耕した柔道部員のほか、野球部、バレーボール部の計17名が参加しました。地域からは、東旭川中央市民委員会の皆様、社会福祉協議会及び東旭川・千代田地域包括支援センターからの声かけに応じてくださった地域住民の皆様等14名に加わっていただきました。子どもたちは、トマトの苗、マリーゴールド・ベコニア・ペチュニアの苗を、地域の皆様から要領を教わりながら植え込むことができました。

 霜村優里生徒会長は「私は普段地域の人との関わりが少ないこともあり、実際に交流してみて、とても楽しかったです。今後も機会があれば、地域の皆さんと協力して活動できればと思いました。」、濱中昌志校長は「今年度は皆様に早い時間からご参集くださり、段取りよく作業を実施することができ、有難く思っております。この取組が、今後も定着してくれると嬉しいです。」というそれぞれの地域に対する熱い想いが語られました。

校内放送DJ「ランチにおじゃま」

 学校が地域の方々の手助けをするためのプラットフォームになることもスクール・コミュニティの機能的役割です。そこで、5月29日から「東旭川・千代田地域包括センター」の佐藤様・主藤様・澤田様により、給食時間の校内放送を活用して、「地域包括支援センター」の役割や業務内容についての紹介がありました。また、「介護」や「認知症」に関する基礎的な知識について、「おじいちゃん役」「センターの職員役」「ナレーター」などの役割分担をしながら、生徒目線でわかりやすい放送劇を繰り広げてくださいました。

 本格的な演技力とコミカルなストーリー仕立てに生徒達は、吸い込まれるように放送に耳を傾け、黙食が現実的にスタンダードになっている中、思わず笑い声をもらしてしまう生徒達が続出。基礎知識がしっかりと定着していたように感じました。続編にも期待が高まっています。

▼放送劇を楽しむ生徒達

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2学年「東旭川 CM制作」活動スタート!

 「東旭川の魅力をもっと深く知ろう!東旭川を盛り上げよう!」をテーマに3年間を貫く地域学習のカリキュラムを一本の柱として、総合的な学習の時間に位置づけ、その中で、2年生は東旭川の自然に着目し、「東旭川 CM制作」に取り組んでいます。東旭川には、春にしか見ることができない動物や植物も多数生息しているという情報を入手し、今年度は、1学期から長きにわたり継続して活動することにしました。

 (1)目的

   ①東旭川という地元の良さを実感することで、地域への愛着と誇りをもち、地域社

    会 へ主体的に参画しようとする意識を高める。

   ②「振る舞い教育」の一端を担うとともに、「地域創生」のために寄与する。

   ③グループ内の生徒相互の触れ合いを通し、責任感や連帯感を強める。

        ④SDGsとの関連性を理解する。:「住み続けられるまちづくりを」「産業と技術革

           新の基盤をつくろう」ということです。

 (2)概要については、①東旭川の中で歴史的な背景のあるものや、東旭川の自然をCM

          という形で動画にし、東旭川の魅力としてアピールする。

        ①探検日は6月5日―6月9日の中から2日間"自転車で旭山自然コース""バスで山奥

   探索コース"に分かれて行く。

  ②グループは学級ごとに各5グループを作る。

   A バスで山奥探索コース:5グループに対し5カ所を巡っていく。場所をそれぞ  

    れ割り当てる。

   B 自転車で旭山自然探索コース:割り当て等はなし、それぞれのグループがipadで

    撮影したり話を聞いたりした内容から映像を作成する。

  ③学級毎に東旭川マップを作成し、制作した動画をQRコードにして載せる。完成した

   マップは東旭川支所などの施設に展示し、東旭川の魅力を発信する。

 以上のような取組を実施するにあたって、教科横断的な視点から地域の人的資源を投入して、東旭川の人々の工夫と魅力を探究する学習を展開しています。

(3)オリエンテーションにおける地域人材の投入

  ①旭山を活かす街づくり市民の会副会長 石井征士様を招聘

    ☞東旭川の開拓の歴史を詳しく紹介してくださいました。

  ②旭川ケーブルテレビ(株)制作課 課長 棟方様を招聘

    ☞動画制作の技術をレクチャーしてくださいました。

(4)フィールドワーク

  6/6 1組:バスへ旭山の奥へ 2組:自転車で旭山へ  

  6/7 2組:バスへ旭山の奥へ 1組:自転車で桜岡公園へ

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 学校運営協議委員でもある石井征士様が外部講師として常に寄り添ってくださり、同会のガイドさんとともに、旭山や桜岡のおすすめスポットや東旭川でありながらなかなか出向くことが少ないペーパン地区をナビゲートしてくださいました。普段、なかなか見ることができない自然の風景や今は使われていない人々の暮らしの痕跡等々、東旭川の知られざる魅力をたくさん紹介していただきました。石井様には昨年度に引き続きまして、至れり尽くせりのおもてなしを受け、生徒共々感謝に堪えません。生徒達は、東旭川のよさを紹介するCMを制作しようと士気を高め出したところです。応援の程、宜しくお願いします。 

 

 

 

狂言ワークショップ〔6/28〕

 本校の3年生16人と2名の教員が同校体育館で狂言のワークショップに参加し、能楽師和泉流三狂言会(神奈川県)の指導を受けて演目「茸(くさびら)」と「兎」を全校生徒及び保護者・地域住民を前にして演じました。

 文化庁の学校巡回事業で6月28日に開催しました。最初に三宅狂言会が「盆山」を披露、その後、同会の狂言師が発声や謡を生徒たちに指導してくださいました。

 そして、生徒4名と教員1名で「兎」を、また、生徒12名と教員1名が狂言師と一緒に「茸」に挑戦。「茸」は、抜いても出てくるキノコを退治しようとした山伏が、キノコに襲われて逃げ出すという物語。生徒全員が手作りのお面をかぶってキノコ役を務めました。山伏が呪文を唱えるとキノコが膝を曲げながら歩き、会場を沸かせました。

 茸を演じた生徒や教員は、事前に本校にお越しいただいた狂言会の皆様から一度だけ指導を受け、それを踏まえて、自主的に一週間毎日昼休みに練習を重ねてきました。宗像ゆらさんは「ずっと同じ姿勢でいることは大変で緊張したが、みんなで合わせて声を出したりできて楽しかった」と語っていました。

 東旭川中央市民委員会・近隣の高齢者福祉施設・あさひやま学校運営協議会・市内の伝統芸能保護団体から、子どもたちの奮闘ぶりを一目見ようとたくさんの方が駆けつけ、温かい拍手を送ってくださいました。

 観覧した子どもたちも、予想を遙かに超える狂言の面白さに仰天していました。教員と共に汗を流しながら、1つの作品を成し遂げるために取り組んだことは、子どもたちにとって、忘れられない思い出となることでしょう。

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中体連柔道旭川大会及び上川管内代表決定戦に中野会長が業務協力!〔6/23・7/7〕

 昨年度より、学校行事や体育の授業でお手伝いをいただいております、東旭川地域ボランティア団体「縁助意」会長であります中野博元会長が、6月23日と7月7日に開催された中体連柔道旭川大会と上川代表決定戦の協力校業務をアシストしてくださいました。

 中野会長には、「表示・速報係」を担当していただき、チーム名・団体戦の選手・審判員の表示などを切れ目なく行ってくださいました。また、観戦者が勝敗結果を確認するための勝敗結果表へ記入も速やかに対応してくださいました。

 中野会長にはご苦労をおかけしましたが、ご自身が大学時代に柔道部で、有段者であることから、「久しぶりに柔道をこの目で見ることができて、とても楽しかったですよ。」とおっしゃってくださり、教職員一同ホッとしたところです。2日間にわたって、一日中息をつく暇もない業務を担っていただきましたが、我々としては大変助けられました。ありがとうございました。

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「PTA研修会」に地域講師を招聘〔7/12〕

 参観授業に合わせて、この3年間自粛していた「PTA研修会」を会員相互の親睦を目的として開催しました。内容は①ペン習字教室、②「浴衣着付け教室」とし、2つの講座を同時進行で実施しました。保護者の方や子どもたち、教職員の技能がみるみるうちに上達していく様子が手に取るように感じられました。参加人数は決して多くはありませんでしたが、お子様と親子での参加もあり、大変有意義な活動となりました。

 ペン習字には、河村秋妍氏・伊藤朋美氏・蠣崎氏(保護者の方)、浴衣着付け教室には、佐野純子氏・北林裕美氏を、それぞれ地元東旭川から講師としてお招きし、とても親身に手ほどきをしてくださいました。悪天候の中、献身的にご協力いただきましたことに感謝申し上げます。

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