小樽市・帯広市と初の合同会議!
実践推進校である朝日小学校の校内研修「6月研」をメンバー全員で参観しました。授業は,4年社会科「水はどこから」(近田教諭)と5年国語科「本は友達」(石塚教諭)の2本でした。参観後の合同会議では,授業を振り返りながら,「子供が主体の学び」を実現する授業づくりについて,メンバーそれぞれの考えを交流し合いました。また,今年度から連携協力校として一緒に研究を進める小樽市立菁園中学校の山本教頭先生,帯広市立柏小学校の森谷先生が初参加され,今年度の研究が進む方向について改めて共通理解することができました。
◆第4回合同会議の記録◆
6月研 ☆4年 社会科 指導案 ・ 授業改善の記録
☆5年 国語科 指導案 ・ 授業改善の記録
「習得-活用」で単元をデザイン!「学びを実感するシート」で学びをマネジメント!
研究内容をより具体化するために,朝日小・櫻井主幹教諭より,「習得的な学び」と「活用的な学び」について,具体的に説明をし,メンバーの共通理解を図りました。また,子供が自分の学びをメタ認知するための「学びを実感するシート」の趣旨や形式,扱い方などについて話し合い,各学校における取り組み方を,メンバーそれぞれが具体的にイメージすることができました。
◆第3回合同会議の記録◆


今年度のポイントは,「単元デザイン」と「子供自ら学びをマネジメント」!
小学校学習指導要領(H29公示)を参加者で読み合わせ,「主体的な学び」や「習得・活用」,「見方・考え方」などの用語について,定義と関係性を確認しました。ALPS-wとしては,子供の思考の流れを大切にしながら,「習得・活用」を意図的に計画した「単元デザイン」を重視すること,子供のが自分の学びをマネジメントする「見通し」「振り返り」を丁寧に扱うことを確認しました。参加者の共通理解が深まる,充実した会議となりました。
◆第2回合同会議の記録◆


ALPS-w スタート!
昨年に引き続き,平成30年度も,課題解決型授業(主体的・対話的で深い学び)に関する調査研究プロジェクトの指定を受けました。今年度は,小樽市立菁園中学校と帯広市立柏小学校が新たに仲間に加わり,旭川市の知新小学校,新町小学校,中央中学校,そして本校の6校で協働研究を進めていくことになります。名称も新たに「ALPS-w」(アルプス(アクティブ・ラーニング・プロジェクト・スタッフ)- ワイド)とし,「主体的・対話的で深い学び」に向けた授業改善の在り方について更に研究を進めていきます。
◆第1回合同会議の記録◆
平成28~29年度に行った授業実践一覧です。単元名をクリックすると指導案(PDF)をダウンロードできます。
朝日小学校では,平成27年度から,「課題解決型授業(主体的・対話的で深い学び)に関する調査研究プロジェクト」の研究指定校となり,研究協力校5校(知新小・日章小・青雲小・新町小・中央中)とともに,研究組織『ALPSⅡ』を立ち上げ,「主体的・対話的で深い学び【アクティブ・ラーニング】」を実現するため,単元構成の工夫や評価についての研究を進めてきました。
この度,これまでの研究の成果を報告するとともに,主体的・対話的で深い学びに関する研究に取り組んでいる横浜市立山元小学校より,大塚俊明校長先生をお招きし,ご講演いただく機会を設けさせていただきました。
*「主体的・対話的で深い学び」の授業改善とは?
*学校がチームで取り組む授業改善とは?
必見の講演です。2月13日(火)!ぜひお越しください!
▼ご案内・申込みファクシミリ送信表はこちらからダウンロードできます▼今すぐお申し込みを!


◆平成29年度の「朝日の教育」実践発表会を11月10日(金)に開催いたしました。御多用の中,全道各地から100名を超える多くの皆様に御来校いただき,誠にありがとうございました。
◆本校は、平成27年度から,旭川市が推進地域となって進める北海道教育委員会の指定研究「課題解決型授業(主体的・対話的で深い学び)に関する調査研究プロジェクト」の実践推進校として,アクティブ・ラーニングの視点を取り入れた授業改善に取り組んでまいりました。
◆本年度は,近隣実践校である日章小学校,知新小学校,新町小学校,青雲小学校,並びに中央中学校と本校の教員で組織した研究チーム「ALPSⅡ」(アルプス・ツー)との共同研究により,子どもの思考をアクティブ化するため,単元や題材の内容や時間のまとまりを見通した問題解決的な学習過程による授業実践を積み重ね,実践発表会を迎えたところです。



◆第2学年算数科では,子供が主体的に学ぶ姿を追究し,教科等横断的な学習の構想を基にして,単元を構成しました。生活科の活動で生まれた課題を算数科の学習の中で解決し,また生活科へ戻っていくという単元を開発しました。
本時の授業では,「1年生に渡すあそびランドへの招待状が入る封筒を作りたいな」という動機をしっかりともち,「mm」という半端な長さの表し方を必要感をもって学習しました。主体的・対話的に学習する立派な2年生の姿を見てもらうことができました。






◆第6学年理科の授業では,学習への切実感をもたせ,理科学習のためのるための科学的知識の獲得だけに終わらせないよう,常に日常生活との関連を意識させる単元を開発しました。
本時の学習では,日常の生活で使われている「水溶液」の性質を理科の学習で得た知識や実験の技能等を用いて調査し,「口に入れるものは酸性の水溶液が多いな。」とか,「体に塗るものは,中性なんだな。」など,様々なことに気付き,理科の学習と日常の生活のつながりを自然に考えることができました。100名に囲まれても物怖じしない6年生の姿が,実に立派でした。






◆研究協議では,授業への感想や意見はもとより,新学習指導要領の趣旨を生かした授業づくりの在り方について,本校がこれまで取り組んできた研究内容にたくさんのご意見をいただくことができました。






◆朝日小学校では,この度,皆様からいただいた御指導・御助言を「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善に生かすことはもとより,激励のお言葉を胸に教職員一丸となって,子供の未来に責任をもつ教育の推進に,より一層邁進してまいります。
今後とも,本校の教育に更なるお力添えをくださいますようお願い申し上げます。
日章小学校の第3・4学年道徳の授業研究
この日の研修会場は,旭川市立日章小学校です。
第3・4学年(複式)道徳「友だちについて考えよう」(内容項目:友情,信頼)の学習を山澤佳浩教諭が公開しました。
「絵はがきと切手」を資料として,本当の友達との関係のあり方について,真剣に自分の思いを語り合い,学習する子供たちの姿が印象的でした。ALPSⅡスタッフによる討議では,特別の教科「道徳」においても,アクティブ・ラーニングの視点がより重要であることや,振り返り場面の工夫のあり方,資料の内容に終始せずに,内容項目において目指す子供の姿に教師がリードしていくことが大切であることなどの意見が出されました。



第6学年国語科「やまなし」ついに授業公開!
10月18日(水)には,道教委主催の「ほっかいどう学力向上事業ミドルリーダー指導力向上研修会」が本校を会場に開かれました。主に道北から約100名の中堅教員が集まり,5年宮腰唯導教諭と6年東菜摘教諭が,それぞれ授業を公開し,朝日っ子の意欲的に学ぶ姿を見ていただきました。
第6学年東教諭の国語「やまなし」は,ALPSⅡのスタッフに事前に検討を重ねていただいた授業でした。特に,パフォーマンス・シートや,単元を通じた問題解決のあり方などについてはたくさんのご意見をいただくことができました。
どの授業も参加された多くの先生方から素晴らしい評価をいただきました。いただいた評価を子供たちの自信として,さらに楽しい授業をつくっていきたいと思います。
◆第6学年国語科「やまなし」学習指導案◆
~参加者の声~参加者アンケートより
▼国語の授業参観をとおして,課題提示の方法や資料提示のタイミングで,大きく知識・理解の定着に差が出るのではないかということを考えさせられました。協議をとおして,パフォーマンス評価のあり方についても深めることができました。
▼授業参観をとおして,子どもに深い学びをさせるために学校として授業改善に取り組んでいる様子をうかがい知ることができた。「単元をつらぬく言語活動」や「アクティブ・ラーニング」という言葉だけが一人歩きするのではなく,実際に子ども一人一人に確かな学力を身に付けさせるために,何が必要なのかという視点で授業改善を進めていくことが大切であるという思いを強くしました。
▼提案性のある内容で,単元を通して見通すことの大切さを感じました。グループ交流など,日常の授業の中で身に付けていくべきことが明らかになったように思います。
▼単元マップの作成,単元を通して深い学びに結び付ける単元構成の在り方を,地域の学校でも紹介したいと思います。




