11月9日(火) 第8回の校内研修を行いました。
今回は,研究授業を収録した動画を各自あらかじめ視聴し,それについての研究協議を行いました。授業は第3学年社会科「18歳選挙権と私たち」。選挙の問題点を知り,解決策を考えることを課題として展開されました。
まず,研修部から協議のねらいや柱,進め方について説明がありました。
【協議の柱1 主体的・対話的で深い学びについて】
【協議の柱2 ICTの効果的な活用について】
協議はグループに分かれて行われ,ワークシートと付箋を活用しながら,柱に沿って成果と課題について意見が交わされました。
授業は「個々に自分の考えをもつための発問」「グループでその考えを交流し,考えを作り上げる発問」「グループで問題を解決する方法を考えさせる発問」を中心に展開され,「深い学び」につながるという成果が確認されました。また,ピクトグラムも適切に配置されていた,という意見が出ていました。
また,モニターを利用して資料等を提示することで,板書が簡潔にまとめられ,課題を把握したり,見通しをもたせたりすることに関しても成果が見られました。
一方,課題としては選挙への関心を示したアンケートをもとにした振り返りをする時間が十分あれば,さらに深い学びにつなげられたのではないか,という点があげられていました。
ICTの活用に関しては,事前にGoogleFormを利用して生徒からとったアンケートを導入と終末で用いたことで,課題を自分事としてとらえ,学びを深めることにつながったこと,個々の考えやグルーブ学習で得られたアイデアをモニターに映して交流することで,さらに多くの考えにふれさせることができたことが成果としてあげられました。
今年度の本校の研究の成果が現れ,さらなる授業改善に向けて参考になる授業でした。
動画を事前に視聴する形をとったことで,授業会場の制約を受けずに全員で授業を見ることができ,活発な授業研究につながったものと考えます。