今回は「授業公開・校内研修」を行いました。
講師として、中村学園大学教育学部教授であり、現在文部科学省の学校DX戦略アドバイザーを務めている 山本 朋弘 様にお越しいただき、授業参観、講演をしていただきました。
講演では、子供主体の自律した学びに求められることについて、ICT教育が資質・能力の育成を図るために緻密化して運用されることの必要性や、「個別最適な学び」「協働的な学び」との関わりを全国の実践例を基にお話いただき、新たな時代に求められる授業づくりへの理解を深めることができました。
その後の交流会では、参加いただいた先生方から主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくりについて山本様に質問が寄せられ、指導の工夫について交流を深めました。
当日は、北海道教育委員会や旭川市教育委員会の方々をはじめ、市内・市外の多くの先生方にご来校いただきました。
今回の研修を受けて、本校の研究をさらに深め、その成果を還元していきます。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
本日の研修では、前半にLDXの視点における授業改善の工夫について、DX担当から実践例を含めた説明があり、それぞれ理解を深めました。後半は「DX個別最適な学び部会」「DX協働的な学び部会」「DX未来の学び部会」の3つに分かれて、これまでの実践交流及び11月5日(火)に実施する授業公開の内容の方向性について意見交流を行いました。
今年度、各部会で進めている授業改善の具体については、11月5日(火)の授業公開の中で参加者の皆様にご紹介していければと考えております。お時間がございましたら、是非足を運んでいただければ幸いです。
申込についてはトップページの「11/5「授業公開・校内研修」」よりフォームにてお願い致します。
第59回北海道道徳教育研究大会上川・旭川大会が市内小中学校、旭川大雪クリスタルホールで行われ、本校では松尾 優教諭が1年3組の生徒と「裏庭でのできごと」の授業を行いました。
「誠実に生きるために大切なことは何か」という課題について、チャットに自分の考えを記入したり、これから大切にしようと思うことをグループで協働編集したりして理解を深めました。リーディングDX指定校ということもあり、ICTを活用した新たな道徳科の授業の在り方について様々な提案がなされた意欲的な授業となりました。
授業後の分科会では、「本時におけるICT活用は有効であったか」が一番の論点となりました。これについて、参加者からは「子どもにどんな変容があると良いと考えるか」「思考ツールを効果的に使う手段としてはどのようなことが考えられるか」「他教科ではどのようなチャットの使い方が考えられるか」等、幅広い意見が出され、ICT活用について見識を深めることができました。
リーディングDXスクール事業指定校の旭川市立緑が丘中学校で、ICTの日常使いとして全学級の授業公開及び校内研修を実施します。
校内研修講師として、文部科学省学校DX戦略アドバイザーの 山本 朋弘 先生をお招きして講演を行います。
是非、ご来校いただければと思います。
下の申込フォームにて申込ください。入力されたメールアドレス宛に、後日研修会専用サイトのURLを送信致します。
申込フォーム
なお、研修終了後、研修履歴を全国教員研修プラットフォーム(Plant)に入力をお願いします。
入力方法については、下の資料を参考願います。
Plantの研修履歴入力方法.pdf
今回は、一人一台端末を活用した個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向け、緑が丘地区小中4校で実施しているリーディングDXスクール事業(LDX)について理解を深めることや、自校での実践について情報交流を深めることで、小学校同士の「横のつながり」や小中連携の「縦のつながり」を一層強め、今後の指導に役立てることを目的として「緑が丘地区小中合同研修会」を行いました。
講師として、合同会社LTS代表であり、現在文部科学省の学校DX戦略アドバイザーを務めている 菅野 光明 様にお越しいただき、小学校での授業参観及びグループ協議やパネルディスカッションでのご助言をしていただきました。
前半のグループ協議・全体交流では、「DXスクール実践で良かったこと・困ったこと」「各校で活用が進んでいるアプリ・ツール」の二つの柱について、小中混合のグループで、自校の実践を交えながら協議を行いました。事前に先生方に研修シートを記入しておいていただいたおかげで、協議にスムーズに入ることができました。また、普段交流の少ない校種間での情報交流により、新たな発見をすることができた先生方が多くいらっしゃいました。
後半のパネルディスカッションでは、小中4校のDX担当の先生方がパネリストとなり、自校でのLDXの進捗状況や課題などについて、率直な意見が交わされました。また、フロアの先生方はGoogleチャットを使い、気がついたことや感想などをリアルタイムに送っていただきながら、活発な意見交流を進めることができました。
コーディネーターを努めていただいた菅野様からは、「アプリやツールについては、『共有』前提で、活動に応じて児童生徒に使い分けをさせること」「学びの土台は変わらないこと、子どもが自分で学ぶ力を身に付けるためには、学ぶスキルを鍛える必要があること」といったご助言をいただきました。
全体を通して、菅野様からは「4校の先生方の前向きな姿と悩み考えながら進んでいる様子が見られて良かった。前回来た時よりも授業が進化している。この街の規模で本当によく頑張っています。」との言葉をいただきました。
当日は、暑い中でしたが、小中合わせて90名以上の先生方に熱く語り合っていただきました。閉会アンケートでは「他校の先生方と話せて良かったです。中学校の先生と話せて参考になりました。」「4校合同での研修会、市内初ではないかと思います。今回の経験を活かしながら次に進められると、効果的に小中の指導がつながると思いました。」等、9割の先生方に「次回も参加したい」との回答をいただきました。
今回の研修を受けて、各学校が個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けて知見を広げ、小中が連携しながらLDXの推進が図られることを期待しています。
今年度、本校は文部科学省の「リーディングDXスクール事業」の指定校として、GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の先進的な実践例の創出や調査・分析を目的とした取組を進めています。
今回は、東京学芸大学 高橋 純 教授に本校の授業参観及び講演を実施していただきました。
現代の教育において、紙の教材が学習動画やAIドリルに置き換わる可能性が高まり、子どもの学習環境が大きく変わろうとしています。しかし、最終的なゴールをどう設定するかが今後の課題です。端末の活用は、より良い問題解決活動を実現するための重要な手段となります。
子どもたちの将来を考えると、彼らが未知の山に登るように知識を発展させる力が必要です。問題解決学習においては、端末を活用し、学び方を身につけさせる学習活動が求められます。生涯にわたって能動的に学び続ける力、つまり未知の山を登る力を育むことが重要です。
問題解決には問いを立てることが重要です。思考力・判断力・表現力は、問題解決の繰り返しによって育まれます。整理・分析の際には、子どもたちが自分で項目を考えることが大切です。教科書には見方・考え方が書かれており、それをうまく使って教えることで、コンピテンシー(知識を確実に行動に移す力)が身につきます。
コンピテンシーを意識しながら教科書を使うと、子どもたちに教える内容が明確になります。知識の理解の質を向上させるためには、言語活動や思考活動を通じてアウトプットを繰り返すことが必要です。知識・技能から思考力・判断力・表現力へとつなげることが求められます。
授業づくりの考え方として、子ども一人一人が主語となることが重要です。個別最適・協働的な学びや自由進度学習の理論を取り入れ、自己決定・自己調整を促す授業が求められます。1人1台の端末を活用し、自分のペースで学び、大量の情報をいつでも参照できる環境を整えることが必要です。
授業が複線化されることで、個別最適な学びが孤立した学びにならないようにし、問題解決の場面では観点を見つける発問を行います。比較することが自然な分類や関係付けにつながり、情報活用能力の向上にもつながります。
今回も市内から多くの先生方が参加され、実りの多い研修となりました。皆様お疲れさまでした。
今年度は、3年計画の2年目となります。研究主題「"自ら学ぶ"緑中生の育成~学びのDX実現に向けた「個別最適な学び」「協働的な学び」の創造~」の達成に向け、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に資するよう、昨年度の実践の成果や課題をもとに更なる学びの質の向上につなげるための研究を進めていきます。
今年度は新たに「DX個別最適な学び部会」「DX協働的な学び部会」「DX未来の学び部会」の3つの部会にそれぞれに分かれて、研究を進めていきます。
中教審の「義務教育の在り方ワーキンググループ中間まとめ」(令和5年12月)では、学習過程において、生徒に「学びの主導権を適切に委ねる」ことが示されています。「新たな時代の学び」に向け、子供たちが自分に合った教材や学習方法、学習時間を判断し、自分に合った学習計画を立て、自己調整しながら学び深めることが重要視されています。授業においては、インプットとアウトプットを繰り返し、表現力を高める教育活動の推進が求められます。
本校では、1人1台端末をどの場面で使うか、その選択から生徒に委ね、必要に応じて他者との協働を活かしながら課題の解決を図る授業の実現を目指していきます。
今年度も1人1台端末を活用した授業の様子や、公開授業の様子について随時お知らせしていきます。よろしくお願い致します。
R6運営計画.pdf
今回は「特別支援研修」と題して、旭川市教育委員会 宮越 けんじ 様にお越しいただきました。
講話「特別支援教育の充実に向けて」では、発達に課題のある生徒にとってわかりやすい支援の方法について、言語理解指標(VCI)、知覚推理指標(PRI)、ワーキングメモリー(WMI)、処理速度指標(PSI)等の検査結果を基に、生徒にある課題の背景を探り、適切なアプローチを行うこと、また、学習環境や指導方法を意識した「わかりやすい授業」の工夫を図ること等が示されました。
特別支援学級在籍生徒の進路については、高等支援学校卒業後の進路状況に触れながら、高校(高等部)卒業後にどのような社会参加の姿を目指すのか見通しをもって対応に当たることが重要であるとお話しいただきました。