第7回校内研修

 今回は、今年度の校内研修の成果と課題について、全体で共有を図りました。

 前半は「個別最適な学び」「協働的な学び」の再確認と、今年度の研究のつながりについての全体共有・教科毎の交流を行いました。「指導の個別化」は、一定の目標を全ての生徒が達成することを目指し、個々の生徒に応じて異なる方法等で学習を進めることを示し、「学習の個性化」は、個々の生徒の興味・関心等に応じた異なる目標に向けて、学習を深め、広げることを意味し、その中で生徒自身が自らどのような方向性で学習を進めていったら良いかを考えていくことを示すとしています。

 今年度、研修部では教科等横断的な「深い学び」を通して「情報活用能力」の育成を図るため「旭川市小中学校 情報活用能力体系表」を基に、各教科で育成を図る「情報活用能力」を設定し、授業実践を積み重ねてきました。

 次年度の目標は、北海道教育委員会「ICT活用授業指針」の「〈STEP3〉"1人1台"を活用して、教科の学びをつなぐ。社会課題の解決に生かす」です。これは、指導と評価の一体化を通して、目標達成されたかというところを、端末をどう効果的に活用しながら、主体的・対話的な学び、深い学びの位置付けを進めていくかという、学びの本質に迫るところです。

 

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 後半は、昨年11月に実施した授業アンケートの生徒回答から課題の見られた「課題設定・追求能力」「自己調整能力」等について、次年度育成を目指す生徒の姿を研修部から示し、理解を深めました。

 教員の免許更新制が解消されたことに伴い、次年度から教員の資質能力の向上を目指す「新たな教師の学びの姿」の実現に向けた研修制度が進められていくことになります。「教師に求められる資質能力」については、共通的に求められるものを、①教職に必要な素養、②学習指導、③生徒指導、④特別な配慮や支援を必要とする子供への対応、⑤ICT や情報・教育データの利活用の5つの柱で整理しており、次年度の校内研修については、これらの趣旨に則った研修内容を展開していくことを確認しました。次年度も「自ら学ぶ緑中教職員」を合言葉に研修を進めていきます。

 

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