今年度は、3年計画の3年目となります。研究主題「"自ら学ぶ"緑中生の育成~学びのDX実現に向けた「個別最適な学び」「協働的な学び」の創造~」の達成に向け、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に資するよう、「個別最適な学び部会」「協働的な学び部会」「未来の学び部会」の3つの部会にそれぞれに分かれて、昨年度の実践をさらに発展させた研究を進めていきます。
中教審「義務教育の在り方ワーキンググループ中間まとめ」(令和5年12月)では、学習過程において、生徒に「学びの主導権を適切に委ねる」ことが示されています。「新たな時代の学び」に向け、子供たちが自分に合った教材や学習方法、学習時間を判断し、自分に合った学習計画を立て、自己調整しながら学び深めることが重要視されています。授業においては、インプットとアウトプットを繰り返し、表現力を高める教育活動の推進が求められます。
一方、文部科学省「今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方に関する有識者検討会 論点整理」(令和6年9月)においては、「個に応じた指導」について、「教師は教えなくてもいい」「全て子供に委ねればよい」といった誤ったメッセージとして伝わることのないよう、最大限の注意を払うべきとも示されています。
本校では、1人1台端末をどの場面で使うか、その選択から生徒に委ね、必要に応じて他者との協働を活かしながら課題の解決を図る授業の実現を目指していきます。今年度のスローガンは、「DXはできて当たり前、「主体的・対話的で深い学び」をもう一段深めていく→「Midori-Style」の確立へ」。"自ら学ぶ"緑中教職員一丸となって取り組んで参ります。
今年度も1人1台端末を活用した授業の様子や、公開授業の様子について随時お知らせしていきます。よろしくお願い致します。