3月25日(水)、令和7年度の修了式、離任式が行われました。
代表の生徒は、一年間の反省と新年度への抱負をお話ししました。
私からは、未来を生きる緑中の子どもたちのために、ちょっとだけ
難しいお話をしました。
<・・・前略>
指先一つで「正解」が手に入る時代なのに、誰も「未来の正解」を知りません。
皆さんは今、そんな便利さと不透明さが同居する、不思議な時代を生きています。
こうした時代をどう生きていくべきか。そのヒントを、将棋の藤井聡太さんが教え
てくれていると思います。
彼は以前、このような趣旨のことを語っていました。
「AIは最善手を教えてくれるが、なぜそれが最善なのかを考えるのは自分自身だ」
AIを使えば、一瞬で「勝つための答え」は出ます。しかし、藤井さんは「なぜAIは
この一手を選んだのか?」「自分ならどう指したいか?」と、納得するまで自分の頭
で考え抜きます。AIが導き出した「効率的な正解」をコピーするだけでは、本当の自
分の力にはならない。
「答えを知ること」と「自分で考えること」は全く別物である、
ということです。
今の皆さんに必要なのは、「自分は何にワクワクし、何に悩んでいるのか」とい
う、自分の心の声を聴く力です。AIは、「君がどう生きたいか」という答えは教え
てくれません。ですから、効率や正解ばかりを求めるのではなく、失敗したり、
迷ったり、遠回りしたりする中で見つけた「自分だけの感じ方」を、どうか大切
にしてください。
「新年度、どんな自分に出会いたいか」、「自分にとって、本当に大切なものは
何か」すぐには答えの出ない問いに、自分なりの言葉で向き合ってみてください。
4月、一つ学年が上がった皆さんが、この緑中の「顔」として、
さらに光り輝くことを願っています。
その後、離任式が行われ、私を始め、12名の先生方が本校を
去ります。
離任する方々を代表して、お礼を申し上げます。
私たち12名は、これからもそれぞれの道を自分の意思を持ち、
しっかりと歩いて行きます。
今までお世話になりました。
