リーディングDXスクール事業

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第3回校内研修(令和6年度緑が丘地区小中合同研修会)

 今回は、一人一台端末を活用した個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向け、緑が丘地区小中4校で実施しているリーディングDXスクール事業(LDX)について理解を深めることや、自校での実践について情報交流を深めることで、小学校同士の「横のつながり」や小中連携の「縦のつながり」を一層強め、今後の指導に役立てることを目的として「緑が丘地区小中合同研修会」を行いました。

 講師として、合同会社LTS代表であり、現在文部科学省の学校DX戦略アドバイザーを務めている 菅野 光明 様にお越しいただき、小学校での授業参観及びグループ協議やパネルディスカッションでのご助言をしていただきました。

 

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 前半のグループ協議・全体交流では、「DXスクール実践で良かったこと・困ったこと」「各校で活用が進んでいるアプリ・ツール」の二つの柱について、小中混合のグループで、自校の実践を交えながら協議を行いました。事前に先生方に研修シートを記入しておいていただいたおかげで、協議にスムーズに入ることができました。また、普段交流の少ない校種間での情報交流により、新たな発見をすることができた先生方が多くいらっしゃいました。

 

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 後半のパネルディスカッションでは、小中4校のDX担当の先生方がパネリストとなり、自校でのLDXの進捗状況や課題などについて、率直な意見が交わされました。また、フロアの先生方はGoogleチャットを使い、気がついたことや感想などをリアルタイムに送っていただきながら、活発な意見交流を進めることができました。

 コーディネーターを努めていただいた菅野様からは、「アプリやツールについては、『共有』前提で、活動に応じて児童生徒に使い分けをさせること」「学びの土台は変わらないこと、子どもが自分で学ぶ力を身に付けるためには、学ぶスキルを鍛える必要があること」といったご助言をいただきました。

 

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 全体を通して、菅野様からは「4校の先生方の前向きな姿と悩み考えながら進んでいる様子が見られて良かった。前回来た時よりも授業が進化している。この街の規模で本当によく頑張っています。」との言葉をいただきました。

 当日は、暑い中でしたが、小中合わせて90名以上の先生方に熱く語り合っていただきました。閉会アンケートでは「他校の先生方と話せて良かったです。中学校の先生と話せて参考になりました。」「4校合同での研修会、市内初ではないかと思います。今回の経験を活かしながら次に進められると、効果的に小中の指導がつながると思いました。」等、9割の先生方に「次回も参加したい」との回答をいただきました。

 今回の研修を受けて、各学校が個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けて知見を広げ、小中が連携しながらLDXの推進が図られることを期待しています。

DX授業交流月間1人1レポート②

 学びのDX実現に向けた「個別最適な学び」「協働的な学び」の創造に向け、今年度もICTを活用した授業実践を掲載していきます。

 今年度は、教科等を越えた教員同士の学び合いの機会を充実させ、組織的な授業改善の工夫を促すため、部会毎に授業参観・レポート作成を行っています。

 

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旭川市教育研修「ICT活用研修会(学校DX編)」

 今年度、本校は文部科学省の「リーディングDXスクール事業」の指定校として、GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の先進的な実践例の創出や調査・分析を目的とした取組を進めています。

 今回は、東京学芸大学 高橋 純 教授に本校の授業参観及び講演を実施していただきました。

 

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 現代の教育において、紙の教材が学習動画やAIドリルに置き換わる可能性が高まり、子どもの学習環境が大きく変わろうとしています。しかし、最終的なゴールをどう設定するかが今後の課題です。端末の活用は、より良い問題解決活動を実現するための重要な手段となります。

 子どもたちの将来を考えると、彼らが未知の山に登るように知識を発展させる力が必要です。問題解決学習においては、端末を活用し、学び方を身につけさせる学習活動が求められます。生涯にわたって能動的に学び続ける力、つまり未知の山を登る力を育むことが重要です。

 問題解決には問いを立てることが重要です。思考力・判断力・表現力は、問題解決の繰り返しによって育まれます。整理・分析の際には、子どもたちが自分で項目を考えることが大切です。教科書には見方・考え方が書かれており、それをうまく使って教えることで、コンピテンシー(知識を確実に行動に移す力)が身につきます。

 コンピテンシーを意識しながら教科書を使うと、子どもたちに教える内容が明確になります。知識の理解の質を向上させるためには、言語活動や思考活動を通じてアウトプットを繰り返すことが必要です。知識・技能から思考力・判断力・表現力へとつなげることが求められます。

 授業づくりの考え方として、子ども一人一人が主語となることが重要です。個別最適・協働的な学びや自由進度学習の理論を取り入れ、自己決定・自己調整を促す授業が求められます。1人1台の端末を活用し、自分のペースで学び、大量の情報をいつでも参照できる環境を整えることが必要です。

 授業が複線化されることで、個別最適な学びが孤立した学びにならないようにし、問題解決の場面では観点を見つける発問を行います。比較することが自然な分類や関係付けにつながり、情報活用能力の向上にもつながります。

 

 今回も市内から多くの先生方が参加され、実りの多い研修となりました。皆様お疲れさまでした。

DX授業交流月間1人1レポート①

 学びのDX実現に向けた「個別最適な学び」「協働的な学び」の創造に向け、今年度もICTを活用した授業実践を掲載していきます。

 今年度は、教科等を越えた教員同士の学び合いの機会を充実させ、組織的な授業改善の工夫を促すため、部会毎に授業参観・レポート作成を行っています。

 

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