先般ご紹介しました東旭川の人々の工夫と魅力を伝える秋フェスCM制作活動が、地域の皆様のご協力のもと順調に進んでいます。生徒達は、「自然」「建物」「お店」「シークレット」の4つのグループに分かれて活動しています。9/21・22には、実際に現地に赴き取材活動を展開しました。





「自然グループ」「シークレットグループ」には、「旭山を活かす街づくり市民の会」副会長 石井征士様が外部講師として常に寄り添ってくださり、同会のガイドさんとともに、旭山新四国八十八カ所や三浦庭園を中心とした旭山のおすすめスポットをナビゲートしてくださいました。普段、なかなか見ることができない自然の風景や今は使われていない人々の暮らしの痕跡等々、旭山の知られざる魅力をたくさん紹介していただきました。また、石井様からは、今時期には見ることができないさまざまな動物や植物の写真・資料を提供してくださいました。他のグループについても、訪問先のみなさまに、製造工程を特別に見せていただいたり、飲食店では、実際に試食までさせていただいたりするなど、至れり尽くせりのおもてなしを受け、生徒共々感謝に堪えません。生徒達は、何とか地域のみなさまに貢献できるようなCMを制作しようと奮闘中です。
旭中学校祭「秋フェス」を開催しました。「学校の新しい生活様式」「子どもたちのワクワク感」「地域とともにある学校づくり」を踏まえ、総合的な学習の発表の場を「秋フェス」としてリニューアルし、生徒が中心となり伝統づくりに取り組みました。
テーマは「旭中の秋」~仲間との繋がりを絆へ~とし、合唱コンクールや各学年の日常の活動交流、さらに、保護者の皆様の観覧を予定しておりましたが、コロナの感染拡大により、残念ながら、合唱コンクールや保護者の観覧は中止し、遠隔による実施としました。
このような状況ではありましたが、生徒のワクワク感を引き出すために、昼食に関しては、旭川調理師専門学校やキッチンカー、東旭川中央市民委員会、PTA本部役員の皆様方、学年発表では、片桐紙器、山城教材社、アサミツ商販、レンゴー、旭山を活かす街づくり市民の会、北海道録画センター、地域の各飲食店、文化財、公共施設の皆様方等々、地域を代表する方々の並々ならぬご協力、そして、何より一人ひとりの生徒の前向きな取組により、新たなlegacyが着実に残された秋フェスになったと思っております。
1学年発表
◎1年生は、「栄光の紙橋」と「2022旭中テーマ曲制作」に挑みました。
(1)「栄光の紙橋」➢段ボールブリッジ製作 ~紙と橋の街旭川~

SDGsの観点から、普段何気なく使用している段ボールが、「リサイクルの優等
生」と言われ、いかに精巧度の高い物であるかということに気づくこと、また、ご存
じの通り「橋の街旭川」「紙の街旭川」と言われることから、橋の構造と強度との関
係性を見出すことで、地域への愛着を育むことをねらいとして、「栄光の紙橋」と題
し、段ボールで教員が渡れるような頑丈な橋を制作する活動をしました。
この活動に際して、まず、校区である旭川工業団地に工場を構えるレンゴー旭川工
場様から段ボールの構造について、担当教員が3名もの専門家の方から、手厚くレク
チャーをいただき、研鑽を深めました。当初は、必要とする数の段ボールが集められ
るかどうか不安でしたが、そのことを案じてくださった片桐紙器様より、莫大な数の
段ボール提供があり、一気に形勢が好転しました。また、山城教材社様、アサミツ商
販様からも、不要になった段ボールをたくさん頂戴致しました。
皆様方のお陰をもちまして、各グループが、各パーツを担当して橋梁を制作するこ
とができ、3人の体格の良い教員が、何とか渡りきることができました。
(2)2022旭中テーマ曲制作 ~私たちの旭川中学校~
iPadアプリ「ガレージバンド」を使って旭中のテーマ曲を制作しました。旭中に対
するイメージや「これからどんな学校にしていきたいか」などの思いをもとに、テー
マ曲を制作。プロ顔負けの曲もあり、楽曲の構成、楽器の機能などに関する知識及び
技能を習得しながら、教科横断的な視点からの探究的な学習を展開しました。
2学年発表
かねがねご紹介していました東旭川の人々の工夫と魅力を伝えるCMが、地域の皆様方のご協力をもちまして、完成、披露されました。1月いっぱいは、東旭川支所・東旭川公民館・カフェホープ様・エスペリオ 様・鳥料理 小野木様にて、動画QRコードを掲示しています。是非、読み込んでご覧ください。
尚、以下の事業所・地域団体・公共施設等の皆様方に過分なるご厚情をいただきました。
〇カフェホープ様 〇エスペリオ 様 〇鳥料理 小野木様
〇旭川兵村記念館様 〇旭川神社様 〇東旭川支所様
〇東旭川地域包括支援センター様 〇旭山を活かす街づくり市民の会様
〇旭山三浦庭園様 〇JR北海道様
〇東旭川公民館様 〇公益財団法人旭川市公園緑地協会

3学年発表
毎年恒例となっています3学年発表。ショート劇、ダンス、おもしろ動画、コントを織り交ぜた発表を披露しました。動画の特性を効果的に活かした内容に趣向を凝らしました。子どもたちが生き生きと活動する姿に心が和まされました。


本校の秋フェスを盛り上げるためにバックアップしようと、東旭川盛り上げ隊や旭川中学校区地域コーディネーター、 カフェホープ さんが中心となって、「秋フェス IN 東旭川」という地域イベントを開催しました。本校の昼食時には、当イベントに出店した5軒のキッチンカーの商品をあらかじめ生徒から注文を取り、東旭川中央市民委員会の皆様が学校まで運んでくださいました。生徒が大好きなスイーツ・デザート系の商品がたくさん揃っていたこともあり、子どもたちからはとても好評でした。
また、兵村記念館では、公民館サークル,高齢者施設,障がい者施設等,地域の方々の作品とともに、児童生徒の作品も展示していただき、本校美術部の作品が脚光を浴びました。こうして、普段の活動の発表の場を適時設けていただくことで、部員達のモチベーションやスキルも高まっています。
今年度は本校1学年の地域職場体験学習の実施を、旭川市教育委員会社会教育課小島地域コーディネーター、伊藤さんが旭川工業団地との間で調整してくださいました。そして、工業団地協同組合の打診により、外崎工作所様・片桐紙器株式会社様・エフ・イー株式会社様・総北海様が受け入れをご快諾くださいました。
しかしながら、本校の感染状況により、誠に勝手ではございましたが、地域職場体験学習を中止させていただきました。工業団地協同組合様及び4社の皆様方には、受け入れの準備を進めてくださっていたことに対し、大変心苦しい次第でしたが、ご配慮を賜りました。
本校と致しましては、旭川工業団地へ訪問させていただけることを知ることができ、今後のモデルケースにしていきたいと考えていたところですので、甚だ残念ではございましたが、是非、これを機に、今後ともお力添えくだるようお願いをさせていただきました。
今秋の東日本学校吹奏楽大会で金賞を受賞した本校吹奏楽部が、地域住民を招いた演奏会を開催し、受賞曲などを披露しました。また、大会遠征費の一部は地域住民の皆様より支援していただいており、生徒たちは演奏を通して感謝の気持ちを伝えました。
演奏会は13日に本校で開催し、約150人が来場してくださいました。東日本学校吹奏楽大会で演奏した「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」を含め10曲を披露。東旭川中央地区市民委員会副会長の河辺菜穂子様は「大きな舞台を経験して一層上手になり、心に響く演奏だった」と目を細めてお喜びくださいました。
部長の奥山さくらさんは「『部活の雰囲気がいいね』と声をかけてくれたり、演奏の感想を伝えてくれたりと励みになった。」と語っていました。




介護福祉士としての経験を有する教員が中心となって計画し、オリエンテーション→体験→まとめといった構成で授業を展開しました。
まず、1年時の福祉学習で学んだ「ICF(国際生活機能分類)」の考え方をふまえ、どんな人にも、ハンディキャップがあることを再確認しました。
その上で、パラスポーツ体験とNPO法人カムイ大雪バリアフリー研究所「チーム紅蓮」施設長の五十嵐真幸様の講話を通して、障がいや福祉の問題が自分自身にも起こりうることであり、また身近なところにあるという視点から、全ての人にとって普通の暮らしの幸せを実現するために、今後社会において必要な支援や生活で自分ができることについて考えました。
「パラスポーツ体験」は、「車いすバスケット」か「車いすラグビー」のいずれかを選択し、「チーム紅蓮」の皆様から指導を受けました。生徒達は、いちはやく技能を習得しようと試行錯誤していました。また、体験を通して障がいの有無を超越したプロの選手の皆様がもつ技術の高さに感服している様子でした。
一方、五十嵐様からはスポーツとの出会いや普段の生活での実体験などについて、講話をしていただきました。具体的には、自分の思いに反し実際にできなくて葛藤したこと、普段生活している中で周りの人にお願いしたいこと、パラスポーツとの出会いや活動を通して得たものなどについて、生徒達が臨場感をもってイメージしやすくなるよう配慮をしながらお話をしてくださいました。
生徒達からは、「楽しかったです。暗に障がいをもった方は大変そうで、自分達が手を貸さなければいけない存在だと思い込んでいましたが、パラスポーツや五十嵐さんのお話から、決してそうではなく、自分よりもすごい力をもっていることがわかりました。また、パラスポーツは、春フェスのボッチャの時もそうでしたが、特別な人だけが楽しむものではなく、すべての人が楽しめるものだということもわかりました。」といった類いの感想が多く聞かれました。春フェスからの系統的な学びが効果をもたらしていることも感じ取れます。
五十嵐様には、春フェスにおいても、「ボッチャ」競技に係る指導・助言、ダイジェストスライドショーの作成等、計画段階からご参画いただき、今回の福祉学習でも、全面的にバックアップしてくださるなど、「チーム紅蓮」の皆様と共に、本校の教育活動に対して、多大なるお力添えをしていただいております。心より御礼申し上げます。



近年、高齢化の進行や単身世帯が増加する中で、自力で除雪が困難な方が顕在化しています。このような、除雪に困っている高齢者や障がいのある方の除雪をする「スノーサポート隊」を旭川市社会福祉協議会が募集しています。
そこで、本校の野球部・柔道部がこの活動に参加することにしました。それは、部員達が困り感を抱えている人を助けることの大切さをわかっているからです。実際に体験をしてみて、部員達からは「派遣先の〇〇さんがとても優しく接してくれるので、ますます除雪をがんばろうと思いました。」「自分は家でさえ雪かきをした経験がなく、家の人たちがいつもやってくれているので、これからは家の除雪もやろうと思いました。」などの感想が聞かれました。少なからず部員達の自立を育む取組となっていることは間違いありません。この先3月までがんばります。応援の程、よろしくお願いします。
2月3日と6日の参観日において、学年懇談を通して、地域包括センターの佐藤様より、「地域包括支援センター」の概要や相談可能な内容についてご紹介がありました。学校が地域の方々の手助けをするためのプラットフォームになることもスクール・コミュニティの機能的役割です。