


近年、高齢化の進行や単身世帯が増加する中で、自力で除雪が困難な方が顕在化しています。このような、除雪に困っている高齢者や障がいのある方の除雪をする「スノーサポート隊」を旭川市社会福祉協議会が募集しています。
そこで、昨年度同様、本校の野球部・柔道部がこの活動に参加しています。それは、部員達が困り感を抱えている人を助けることの大切さをわかっているからです。実際に体験をしてみて、部員達からは「派遣先の〇〇さんがとても感謝してくれるので、気持ちが奮起します。」などの感想が聞かれました。少なからず部員達の自己有用感を育む取組となっていることは間違いありません。この先3月までがんばります。応援の程、よろしくお願いします。
さらに、野球部については、「特別養護老人ホーム 宏生苑」からの雪はねの依頼もあり、毎週足を運んでいます。こちらは、なかなか手応えのある作業となっていて、部員達にとっては、相当な筋力トレーニングになっています。部員達は「人の役に立つ部活は必ず強くなる」というモットーを信じ、まっしぐらに奮闘しています。



「宏生苑」と「ケアハウスフォルテ」の2つの施設に展示していた美術部の作品を入れ替えました。宏生苑では、たくさんの利用者の方々が作業の様子を見に来て、「ありがとう!」「ありがとう!」と入れ代わり立ち代わりに謝意をくださいました。今回は油絵に加え、何と、墨一色の濃淡で描く「水墨画」にも挑戦!このように、とてもアグレッシブに活動している本校美術部です!


先日、本校でアルミ資源回収運動を実施していることをご紹介しましたが、この取組に共感してくださっている「宏生苑」様から、この度10kg以上もの大量のプルタブを寄贈していただきました。私たち学校からは、生徒会本部の役員である南山会計と、今年度除雪作業を通じて「宏生苑」様との関わりが深い野球部のメンバー4名がお礼の訪問をしました。
利用者の皆様からは、生徒たちの訪問を大変喜んでいただき、励ましの言葉を頂戴しました。また、生徒たちも、温かいおもてなしに感謝し、笑顔でお礼を述べる光景が印象的でした。
この場をお借りして、「宏生苑」の職員と利用者の皆様に心よりお礼申し上げます。本校は今後も地域との連携を大切にし、持続可能な社会の実現に向けて努力してまいります。





かねてから令和4年度・5年度の2年間にわたり、「総合的な学習の時間」を活用して、子どもたちが丹精込めて制作した東旭川の秘めたる魅力を伝える動画をしつらえた「東旭川魅力発見MAPリーフレット」が、この度、東旭川地域まちづくり実行委員会(事務局:東旭川支所)と本校の協働制作により完成度の高い作品として仕上がりました。イラストについては、本校の美術部が手がけています。動画はこのMAPにQRコードを掲載し、自由に閲覧できる状態となっており、東旭川支所等の複数の公共施設に置かれるとともに、旭川小・中の全校生徒に配布されました。
「旭山動物園以外に何があるの?なんて言わせない!!ジモトの中学生が調べた東旭川のいいところ、教えちゃいます!!」というキャッチフレーズのもと、15箇所の魅力スポットを紹介しています。身近な東旭川市街地から、校区でありながら、子どもたちも足を運ぶことがそう多くはないペーパン地区等を広く網羅して取り上げています。
東旭川地域まちづくり実行委員会が、子どもたちの活躍を有効活用して、地域に紹介していただくことは、子どもたちにとっても、とても大きな励みになります。特段のご配慮に感謝申し上げます。
どうぞ、もっと皆さんに知ってもらいたい「東旭川の魅力」をたっぷり堪能してください。

本校の美術部員達が旭川市東旭川支所、旭川しんきん東旭川支店、北きた東旭川店、東旭川郵便局などを訪れ、東旭川の記録誌をモチーフにした絵を手渡しました。
旭川市教委は昨年10月、「地域学校協働活動」のモデル地区の一つとして、旭川中学校区を指定しました。「地域学校協働活動」とは、学校を核とした地域づくりを目指し、地域ぐるみで子どもの成長を支える活動です。文部科学省が推進し、全国各地で導入されています。そこで、市教委社会教育課の小島紀行主幹、伊藤知世さんが地域コーディネーターを務め、本校と地域の連携を推進しています。
これを受けて、東旭川地区の各市民委員会、社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、地域包括センター、PTA、JA、地域活動団体、消防団などが構成する「東旭川まちづくり推進協議会」は、学校と地域の連携を深める活動を検討していましたが、新型コロナウィルスが本校文化部の活動に影響を及ぼしていることに注目し、美術部員に作品発表の機会を提供する「まちなかギャラリー『東旭川の記憶~語り継ぎたい想い~』」の開催を提案してくださいました。そこで、美術部員達は、2018年に同推進協議会がまとめた地域史に関する記録誌を参考に17点の絵画を描きました。作品は地域住民が訪れる施設や店舗内で4月末まで展示されます。
生徒が選んだ題材は、かつて旭川市の中心部から旭山公園まで伸びていた旭川電気軌道の路面電車、屯田兵屋、太田神社や旧旭川小校舎など。旭川市中心部よりも早く開拓が始まった東旭川地区の歩みを振り返る内容となっています。廃校になった母校の小学校を描いた美術部長の3年澤村姫奈さんは、活動を通して、改めて地域の魅力に気付き、「自分が暮らす町が一層好きになった」と笑顔で語っていました。
同推進協議会と本校は2022年度協働して活動を展開する予定です。



R4年度より、学校だよりにおいて、東旭川で活躍する人材のヒストリーを生徒に向けて発信し、逆に地域創生の担い手である中学生にメッセージを贈っていただく取組を行っています。
この取組は、①東旭川の人々の努力と工夫を学び、自己の生き方に生かす。②東旭川の魅力を感得させ、地域への誇りと愛着を育む。という点にねらいを置いています。
地域の教育力を生かし、学校の教育活動ではなかなか得られる機会がない道徳的価値などについて理解する絶好の取組となっています。


昨年度、東日本学校吹奏楽大会(全国大会)に出場した実績を誇る本校吹奏楽部が、全国的に名高い、校区の「旭山動物園」の夏期開園式で招待演奏をしました。多くの来園客を前にして、ファンファーレと動物園園歌、その他に楽曲1曲を演奏・披露するという重要な役割を果たした部員達は喜びと充実感を感じていました。