皆さんは,掲示物教育という言葉を知っていますか?
私がまだ担任だったころ,読んだ本の中に出てきた記憶があります。
「教室や廊下,玄関などに貼る掲示物によって,子どもを育てるツールとして活用することができます。」という中身だったと記憶しています。
大切なことは,「ただ貼るのではなく,掲示物を貼る目的をしっかりともつこと」です。
目的がしっかりしていないと,かえって子どもたちを混乱させてしまうことになります。なので,目的をしっかりともち,掲示物を活用して子どもを育てましょうというものです。
私は校内や教室の掲示物には気を遣ってきました。
さて,本校の掲示物はというと,「子どもたちの自己肯定感を高める」,「今年の重点目標の定着」,など目的がしっかりと感じられるものとなっています。
いつも素敵な掲示物を創ってくれている先生方に感謝です。
そのような中,今,校舎内に貼られている素敵な掲示物をいくつかご紹介します。
是非ご覧下さい。また,本校に来られたときには,ゆっくりとご覧になっていただきたいと思います。




本校では,今日から三者面談が始まります。
そんなこともあるのか,最近,校長室に来る子どもたちのお話しも進路に関わるものが多くなってきていると感じています。
「私,~高校を受けるか~高校を受けるか悩んでいるんです!」
「最近,夜なかなか寝られないんです!」
「運動不足です。部活やりたいです!」
「将来,なりたいものがないんです!」
などなど・・・
子どもたちのお話しを聞いて,私なりのお話をしてあげます。
進路選択に関して,「一番大切なことは,先生や保護者,友だちなど色々な人のお話を聞いた上で,自分自身の考えをしっかりもつことが大事だよ!」とお話ししています。
私の大好きな映画「サウンド オブ ミュージック」の中に,「Nothing comes from nothing」という歌詞が出てくる素敵な歌があることを知っていますか?
「何もないところから,何もよいことは生まれない。きっとわたしは,過去に良いことをしていたのでしょう。」という素敵な歌です。
「何もないところからは何の結果も生まれない!」
悩むことはつらいけど,そのことについて,正面から向き合い,考え,行動することが将来の力になる。そんなことを意味する言葉だと思います。
本校の子どもたちには,「勇気をもって,一歩前へ踏み出そう」とこれからも伝えていきたいです。
がんばれ3年生,自分の将来に向けて,正面から向き合う大切なときです。
毎日,校内を回り,最後に入る教室が,すずらん教室です。
本校には,知的,情緒,肢体,病弱のこどもたちが,それぞれの特性や個性に応じたカリキュラムにそって,学習に励んでいます。
特別支援学級の先生方は,コーディネーターの玉置先生を中心に,一人一人の子どもたちのために,愛情深く指導をしています。
以下の通信は,授業中に取り組んでいた植物の絵が載せられています。
ねばり強く,指導していた先生の姿を毎日見ていたので,素晴らしい作品の完成は,子どもたちにとって貴重な体験だと考えています。
どの子どもも,ねばり強く,こつこつと取り組む姿勢が育ってきています。
特別支援の子どもたちが,社会に出ても,みんなから愛され,自分らしく活き活きと生活できることを心から願っています。

10月31日(日),吹奏楽部の定期演奏会が行われました。
この演奏会をもって,3年生は一区切りとなりました。
ここに来るまでの様々な経験は,楽しいことより,つらいことの方が多かったと思います。
きっと一番つらかったのは,練習がしたいのにできない状況が続いたことではないでしょうか。
大切なことは,そのとき,何を感じ,どうしてきたのかということです。
どうか良いことも悪いこともしっかりと受け止め,次につなげて下さい。
ある生徒が,こんなことを言っていました。
「高校に入っても,吹奏楽部に入りたいです!」 うれしい言葉です!
数学は,「世界で共通の言語」と言われます。それは,どこの国へ行っても同じルールで成り立っているからです。
音楽も同じではないでしょうか。きっとどこの国へ行っても音楽は存在し,人々の心を癒やしているのではないでしょうか。
音楽には,そんな力があると思います。
なので,校長先生は楽器を演奏できる人が羨ましいです。
吹奏楽部の皆さん,本当にお疲れ様でした。
また,たくさんの皆様にご来校いただき,感謝申し上げます。
ありがとうございました。







先日,行われた道徳の授業を学級通信を通して紹介しているクラスがありました。
どのクラスも道徳の授業を大切にしている様子がよく伝わってきます。
先生方には,本当に感謝しかありません。
素敵な道徳の授業をありがとうございます。
ぜひ,その様子をご覧下さい。

10月25日(月),進路説明会が行われました。
1,2年生の保護者を含め,100名ほどの保護者の皆様に出席いただきました。ありがとうござました。
今年度から公立高校の入試選抜方法が変わります。
大きな変更点は,
1教科60点満点の合計300点満点から,1教科100満点の合計500点満点で行われること。
そして,学校裁量問題がなくなることです。
そのようなことを含め,進路担当の高原先生が資料を作成し,説明いたしました。
11月に学力テスト(総合C)が行われ,これらの結果をもとに三者面談へと繋がっていきます。
今後,保護者の皆様におかれましては,子どもたちと話し合いを進めながら,進路決定へと向かっていきますが,何か不安なことや不明な点がありましたときには,学校までお問い合わせをお願いいたします。

10月27日(水),避難訓練が行われました。
今回は,水害を想定した訓練でした。
前半は,担当の髙山先生のZoomを使った配信によるお話しと動画の視聴を行い,後半は,校舎3階まで垂直避難するという取組です。
実際に,末広地区のハザードマップを見ながら,水害になりやすい場所とその規模を確認し,その実態を学びながら,校舎を3階まで避難するという取組でした。
数年前に旭川でもブラックアウトになったり,暴風雪による集団下校もありました。日頃から起こりうる災害を想定する必要があります。
本校の子どもたちは,しっかりと取り組んでいました。
この活動を企画・運営をして下さった髙山先生,お疲れ様でした。
Zoomなどを活用した活動を積極的に取り入れていただき,素晴らしい取組でした。
生徒からは,「今度は,抜き打ちにやってみるといいよね」という声も上がっていました。



広陵祭が終わり,各教室で帰りの学活のあと,おもむろに数名の生徒が校長室にやってきました。
彼らの顔には,やれてよかった!頑張ってよかった!やりきった!というような表情がありました。
きっとそこには,仲間や先生方などから「がんばったね!」「素晴らしかったね!」「よかったよ!」というような言葉をかけられてきたからだと思います。
やはり学校には,このような教育活動が大切であり,これらの積み重ねが,
自分にはよいところがある,自分は必要な人である,というような自己肯定感を高めていくものだと思います。
下の写真は,そんな素敵な写真です。

広陵祭が終わり,二日後,後期生徒総会が行われました。
ステージ上には,生徒会本部役員と各委員会の委員長が登壇し,後期の各活動について,話し合いが行われました。
それぞれの学級で出ていた質問や意見に対して,生徒会本部役員の皆さんや各委員会の皆さんが真剣に考え,回答している様子が伝わりました。
それを受け,私は,「みんなにとってよい学校とは・・・」というお話をしました。
その中で,議案書に載っている文章を見てもらおうとお願いしたところ,以下の写真のような様子になりました。
正直,感動しました。本当に素直で素敵な子どもたちです。
取り上げたところを一部抜粋。
<旭川市立広陵中学校生徒会規約>
第3条 目的
本会は,会員一人一人の自主自立・責任・協調の精神に基づく自治活動により,本校全教職員とともに,明るく思いやりに満ちた学校生活の構築を目的とする。
令和3年度 後期 生徒会活動スローガン 「優しさ」
一人一人が時間にゆとりをもち,落ち着いた生活を目指し,優しさに包まれるような学校をつくる。
私は,「自分だけが楽しいのではなく,すべての人が楽しく笑顔に満ちた生活を送ることができるような学校を作るために,先生方とともに頑張りましょう」というお話をしました。

<ステージ上の生徒も私の方に顔を向けてくれています>

<みんな真剣に,議案書を見ています・・・・>
こんな素敵な子どもたちです。